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TheFace2006

ジェネック


福生 和彦

㈱ジェネック 社長

ふくしょう・かずひこ/長崎市出身、1938年8月28日生れの68歳、慶応義塾大学商学部卒業、61年日本郵船入社、89年フロンティアクルーズ㈱社長、92年N.Y.K Co..LTD(タイ)社長、95年4月北九州運輸㈱(現ジェネック)専務取締役、同年9月日本郵船退社、96年4月代表取締役専務、同年6月業務統括本部長委嘱、99年代表取締役副社長、2001年経営管理本部長、04年4月社長就任。趣味はゴルフ
(写真)福生社長を前に、左から営業開発グループ、福岡ロジテックセンター、経営企画グループ、海運グループの各スタッフ

「3F」精神でさらなる営業力向上を

今年初頭から外航海運の運賃が下落し、同社の外航部門もその影響を受けて、この上期は業績を落としたが、夏頃には運賃も下げ止まり、上昇傾向を見せている。一方国内の港湾運送や物流倉庫など他の事業は、九州での自動車生産機能の高まりや景気回復の効果で好調、目標値を上回る数字で推移しており、福生社長は「通期で外航のマイナスがなくなれば他部門のプラス分で予算達成も可能」と通期業績を見通している。
また、外航の業績回復策を練る中から、他部門の顧客にも外航の営業提案をする動きが生まれた。各事業部門の顧客情報を1カ所に集中させ、顧客窓口も一本化して営業提案をする部署が8月からシミュレーション的にスタート。福生社長は「いわば”ワンストップショッピング”的な提案をするセクション。多様なニーズに応え、お客様の利便性も高める」という考えで、現在の営業開発グループに各事業部門の担当者を加えて本格的に活動を始める。福生社長が就任当時から掲げる、FAIR(公明正大)、FAST(諸事迅速)、FIGHT(闘志闘魂)の「3F」スピリットの元、同社は全社一丸で営業力のさらなる向上を目指している。

門司・博多−大連・青島定期航路の「ACACIA号」

 

DATA
門司本社/北九州市門司区港町9-11門司港レトロスクエアセンタービル5F
TEL/093-331-2101
福岡本社/福岡市博多区住吉4-3-2博多エイトビル5F
TEL/092-451-2841
創業/1907年
設立/1949年3月
資本金/2億4,200万円
事業内容/港湾運送、内航海運、外航海運、航空貨物代理店、通関業、倉庫業
年商/158億円(06年2月期)
従業員数/312人
関連会社/九州産業運輸㈱、村本商事㈱、末広海運㈱、東洋港運㈱、㈱ホライゾンエージェンシー、㈱アジアマリン

http://www.geneq.co.jp/

(ふくおか経済2006年11月号FACE)