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TheFace2024

グリーンコープ共同体


(一社)グリーンコープ共同体

 

(写真)グリーンコープ生協ふくおか 福岡西支部(上)、
合同会社グリーンコープTMRセンター(下)

 

組合員43万人の思いを乗せ事業展開

 

2027年までに事業で排出する温室効果ガスを実質ゼロにするプロジェクト「2027 カーボンニュートラル」が本格化している。主な取り組みは、全車両のEV化、自然エネルギーによる発電、リユース・リサイクルの推進などだ。中でも配送用トラック、営業車約1300台の完全EV化に向けてEV車の導入を加速させており、9月中に小倉北支部、久留米支部の両支部ともに完全EV化を完了。10月時点で199台のEV化が進んでおり、今年度中に356台の導入を見込む。日高容子代表理事は「世界的な環境問題解決に向け、グリーンコープの商品を利用すれば無理なくカーボンニュートラルに貢献できるということを訴えていきたい」と力を込める。

グリーンコープの主力商品であるびん牛乳は、近年の国際情勢の影響で輸入飼料価格の高騰を受け、大分県の下郷農業協同組合、耶馬渓酪農組合と3社共同で飼料製造、乳牛飼育、びん牛乳生産の一貫した生産体制の構築を進めている。まずは今年8月に完成した飼料製造施設「TMRセンター」が10月10日に稼働した。来年4月にびん牛乳工場、2026年6月には酪農場も完成予定。約43万人の組合員の思いが詰まった施設完成まで間近だ。

 

 

 

DATA

所在地/〒812-0011 福岡市博多区博多駅前1-5-1 博多大博通ビルディング4F

TEL/092-481-5711

設立/1988年3月

代表理事/日高容子

事業内容/生活協同組合

組合員数/43万人

拠点/福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、山口、広島、島根、岡山、鳥取、兵庫、大阪、滋賀、福島

 

https://www.greencoop.or.jp

 

 

(ふくおか経済2024年11月号FACE)