FEATURE

TheFace 2017

カンサイホールディングス


忍 田 勉

㈱カンサイホールディングス 社長

 

2014年3月のHD体制移行を機に社会貢献活動を一層推進する一環として、男子アマ学生ゴルフ大会『カンサイCUP』に特別協賛。今年は11月の豪州PGAツアーに参戦する上位3選手を応援するツアーを計画

おしだ・つとむ/1948年9月16日生まれの69歳。奈良県大和郡山市生まれ、1歳時に福岡市に。県立修猷館高校卒—明治学院大学法律学部卒。74年関西電業㈱(現㈱カンサイ)入社。95年2代目社長に就任。2013年10月㈱カンサイホールディングスを設立し社長就任(現任)。九州電設資材卸業協同組合の代表理事など要職多数

グループ経営推進、エネマネ事業はじめ新領域を開拓

電設資材卸売の九州最大手、㈱カンサイを中核に擁する㈱カンサイホールディングス(HD)は持ち株会社体制4年目を迎えた今期、各事業会社の基幹システムを統合し、HDに管理機能に加えて仕入れ機能も一元化した。これを機に、忍田勉社長が事業会社で唯一社長を兼務していたカンサイもトップ交代。忍田社長は「事業会社各社が営業に集中できる体制が整った。今後はグループ経営に専念したい」と語る。

カンサイを中心に九州一円を網羅する営業拠点網、取り扱いメーカー500社を超える仕入れ力、そしてグループ10社によるワンストップ体制を強みに成長してきたカンサイグループ。だが、「将来の事業環境の変化に対応するためには、常に新たな領域を開拓していかねば」と昨年4月HDに専門部署を新設し、総合的なエネルギーマネジメントシステムの提案を開始した。

「従来のLED照明器具などの法人向け提案販売をさらに一歩進め、電気やガス、水道などの効率的な総合管理でビル・建物の省エネを実現する仕組みを提案していく」と説明する忍田社長。HDで従来の「モノ売り」から「コト売り」という新領域を率先して開拓し、事業会社に波及させることでグループの総合提案力を一層高め、新領域を大きな柱に成長させる方針だ。

DATA
〒812-0007 福岡市博多区東比恵3-32-15 TEL 092-481-9101 創業/1948年4月 設立/1954年3月 資本金/9,600万円 事業内容/電設資材・住宅設備機器の卸売 従業員/218人 売上高/266億1,300万円(17年3月期) 拠点/九州全域34カ所(事業部含む) 持株会社/㈱カンサイホールディングス 事業会社/㈱カンサイ、㈱ロッコウアトム、㈱日進商会、九州昭和㈱、㈱カンサイ南九州社、㈱カンサイしんこう、エコプラス㈱、㈱昭和電光、㈱サワヤマ機材 関連会社/三葉電機工業㈱          DATA欄は中核会社、㈱カンサイの内容を記載

http://kansaihd.co.jp/