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オーレック
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今村 健二
㈱オーレック 社長
いまむら・たけじ／福岡県久留米市出身、1952年7月5日生まれの64歳、明治大学工学部卒、趣味は自然散策
全面リブランディングで農業人口拡大に一役
「草と共に生きる」—。全国トップシェアの乗用型草刈機メーカー㈱オーレックは、この春から新たなブランドコンセプトを掲げ、ツールデザイン、ユニフォーム、ウェブサイト刷新など、全面リブランディングに着手した。ブランディングデザインはじめプロダクト、建築などあらゆる分野の専門デザイナーを起用。企業ロゴは草をイメージし製品にもあしらっていく。「一般消費者への需要喚起には、ブランド構築が不可欠。製品は機能性に加え、デザイン力を高めることで就農の後押しにも繋げたい」と今村社長。２年後の創業７０周年に合わせ、乗用草刈機「ラビットモアー」の新モデルを発売予定。各機種にも反映し、５年でフルモデルチェンジを計画している。
また、６月には、長野市赤沼の果樹園地域に初のショールーム「グリーンラボ長野」を開設した。常時３０機を展示し、デモ機を貸し出して実際に試乗もできる。建築空間デザインにもこだわり、同社のブランド発信拠点として今後、店舗を増やしていく方針だ。
「世の中に役立つものを誰よりも先に創る」精神で、業界初のオリジナル製品を次々に生み出してきた同社。「草の力で健全な土壌を作り、安心安全な農産物を育む農業従事者を支援する」と一貫した姿勢は崩さない。
DATA
所在地／〒834-0195 八女郡広川町日吉548-22
TEL 0943-32-5002
創業／1948年10月
設立／1957年7月
資本金／9,500万円
事業内容／農業機械の製造
従業員／273人（16年6月）
売上高／111億円（16年6月期）
拠点／広川工場、城島工場、関東物流センター、仙台営業所、関東営業所、長野営業所、グリーンラボ長野、名古屋営業所、岡山営業所、福岡営業所、鹿児島営業所、オーレックアメリカ
（ふくおか経済 2016年11月号FACE）