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イフジ産業
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藤井 宗徳
イフジ産業㈱ 社長
ふじい・むねのり／福岡市東区出身。1975年6月2日生まれの46歳。99年同社に入社。2007年6月取締役に昇格し、08年3月常務。09年11月専務昇格と同時に子会社の日本化工食品㈱社長に就任、19年8月退任。14年6月から現職。趣味は旅行
（写真）「REVOPRO」のトラックの前で藤井社長
7期連続増益で2期連続最高益、卵白プロテインは新味発売
２期連続で過去最高益を更新し、社長就任以来の７期連続増益を続けるイフジ産業㈱。新規顧客の開拓がコロナ禍での外食産業や土産菓子向けの需要の落ち込みをカバーし、液卵の販売数量は９期連続で増加。８期連続で過去最高を記録した。今期に入っても収益とも２けた台の伸びを見せ、勢いは増す。懸案だった鳥インフルエンザの流行に伴う鶏卵不足問題も「生産者と培ってきた信頼関係と委託契約、一部輸入を行うことで解消した。非常事態宣言解除で外食産業や土産菓子向けの需要が戻っても安定供給できる体制が整った」と藤井社長は胸を張る。
昨春発売した卵白由来のプロテインパウダー「ＲＥＶＯＰＲＯ」は順調にファンを拡大。オリジナルボトルも好評で、７月には多くのリピーターの声に応えて詰め替え用パウチパックを発売した。さらに１０月にはピニャコラーダ味（パイナップルジュースとココナッツミルクを使ったカクテル）を発売し、味のバリエーションを広げた。
「人手不足時代に向けて今後も自動化・省力化を進め、一人当たりの生産性向上を追求する」と同社長。今期から導入した譲渡制限付株式報酬制度で、投資家と価値観を共有し、中長期的な視野で株主とともに成長を目指す。
DATA
所在地／〒811-2318 粕屋郡粕屋町戸原東2-1-29
TEL／092-938-4561
設立／1972年10月
資本金／4億5585万円
事業内容／液卵・冷凍卵の製造・販売、粉体調味料の製造・販売、太陽光発電事業
従業員／117人(2021年3月末単体)
売上高／138億2,500万円(21年3月期連結)
拠点／関東工場（茨城県水戸市）、名古屋工場（愛知県安城市）、関西工場（京都府井手町）、福岡工場（本社）
関連会社／日本化工食品㈱
（ふくおか経済2021年11月号FACE）