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イオン九州
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松井 博史
イオン九州㈱ 社長
まつい・ひろし/大阪市出身。1947年6月21日生まれ。東京大学文学部卒。71年東レ㈱入社。79年ジャスコ㈱(現イオン㈱)入社、92年取締役、西部カンパニー支社長、近畿カンパニー支社長、常務取締役商品担当を経て03年5月九州ジャスコ㈱(現イオン九州㈱)社長就任。猪年生まれで、猪年の今年12月、団塊世代の九州の同志を集めた異業種交流「いそ(猪鼠)の会」を発起人の一人として立ち上げる
マイカル九州と合併、“新生イオン九州”スタート
今年8月、㈱マイカル九州と合併し新たなスタートを切ったイオン九州㈱。松井博史社長は「足し算ではなく、あくまでも掛け算の論理。九州の中で培った両社の小売業のノウハウを掛け合わせて新しいイオン九州を築き上げ、顧客満足度を一層高めたい」と意気込む。
特に期待するのが、ジャスコ、サティ、ホームワイド、イオンスーパーセンター(SuC)という4つの店舗形態を持った点だ。今期中間業績でも既存店売上高が前年同期並みを確保、売上総利益率も改善したが、「1つの会社で違う形態の店舗の数字やヒントを生で見ることができる利点は大きい」とさらなる売り場改善や出店戦略に活かしていく考えだ。
この10月6日には「ジャスコ」としては鹿児島初進出となる「イオン鹿児島SC」を開業。約3500台の駐車場を備える本格的なモール型SCとして、計画比2割増(オープンセール期間)と好スタートを切った。「地産地消やエコストアへの取り組みをはじめ、鹿児島の方々に温かく迎えてもらえた」と手ごたえを語る。同26日には、小商圏業態の新たな取り組みであるSuCの3店舗目を核店舗とする「イオン岡垣SC」(遠賀郡岡垣町)も開業。地域特性に応じた店舗網の充実で、圧倒的な九州No.1のリージョナル・チェーンへの道を突き進む。
DATA
所在地/福岡市博多区博多駅南2-9-11
TEL/092-441-0611
設立/1972年6月
資本金/31億4,438万円
事業内容/チェーンストア(総合小売業)
従業員数/8,837人(07年2月20日現在)
営業収益/2,103億4,800万円(07年2月期)
店舗数/97店舗(07年10月末)
関連会社/イオン㈱はじめイオングループ
(ふくおか経済2007年11月号FACE)