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TheFace2013

イオン九州


山口 聡一

イオン九州㈱ 社長

やまぐち・そういち/大阪市出身、1961年2月14日生まれの52歳、83年㈱ニチイ(現イオンリテール㈱)入社、2003年㈱マイカル食品統括部グロッサリー部長、06年食品統括部関東食品部長、07年食品統括部コーディネーター部長、10年西日本事業部長、11年イオンスーパーセンター㈱専務取締役営業担当、12年3月イオン九州㈱顧問、同年5月社長就任。趣味は映画鑑賞

“地域”を念頭に店舗政策、サービス強化を展開

11月8日、GG(グランドジェネレーション)世代のセカンドライフ提案等をコンセプトにしたイオン小郡SCが新規オープン。山口社長は「モノだけではなくてコトの提供できるSCにしたい」と抱負を語る。イオンモール鹿児島も近々増床リニューアルし「サービス面も含めて名実ともに地域ナンバーワンのSC」を目指す。さらに足元商圏重視の小型SM、D&F(ドラッグ&フード)も「“近くて便利なイオンの店”との評価を得ている」として展開を加速している。
こうした“リアル店舗”と同様に力を入れているのがネットスーパー事業だ。「お客様の利便性は確実に高まる。ライフスタイルの変化に合わせよう」との考えで、エリア拡大をペースアップ。この9月で九州7県全域配送体制を整えた。またイオングループの電子マネー・WAONも目標を上回るペースで普及。その中で九州各県など地域との包括協定に基づいて発行している、利用額に応じて地域に還元する「地域WAON」もその拡大を支えている。
「ネットスーパーも地域WAONも地域貢献を主眼としている。小売業の繁栄は地域あってこそ。これからも“WIN‐WIN”の関係で地域との協力、連携を深めていきたい」考えだ。

DATA
所在地/〒812-0016 福岡市博多区博多駅南2-9-11
TEL/092-441-0611
設立/1972年6月
資本金/31億4,400万円
事業内容/総合小売業
従業員/10,989人
営業収益/2,521億9,600万円(2013年2月期)
店舗数/121店舗
関連会社/イオン㈱はじめイオングループ

http://www.aeon-kyushu.info

(ふくおか経済2013年11月号FACE)