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アルマデグループ((株)アンドエス、(株)アニマ)
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新卒採用を毎年継続、若手人材の育成強化
(写真)Itoshima810 Villa & Resort(同社運営受託施設)
投資家向け物件を中心とした総合不動産業の㈱アルマデを中核とするアルマデグループは、今期は設立16年目となる。2021年からは投資用アパートの自社企画開発事業にも参入し、並行して運営する民泊施設・ホテルの需要回復も弾みに「舞台のような街づくり」を進めていく。
博多区板付に4棟目の新築アパート完成
投資物件を中心とした不動産売買仲介事業で経営基盤を構築してきた㈱アルマデ。本田幸一郎社長の「社員が早いうちから活躍できる場を作り、若手人材を育てたい」という思いのもと、2021年には建築企画事業部を立ち上げ、コンスタントに投資用アパートを建設している。今年3月には東区和白、同区香住ケ丘の2棟に続く4棟目が博多区板付5丁目に完成した。すでに売却し引き渡したこの物件は、昨年4月に開業した商業施設ららぽーと福岡に近い立地で単身向けとしてはゆとりのある1LDKの間取り。今後はさらなる投資用アパート開発に向けて、福岡市内で住宅地として人気の高いエリアを中心に土地の仕入れも積極的に進めていく。
㈱アニマの営業開始鳥栖エリアに事業領域拡大
昨年3月には創業40年の不動産賃貸仲介や管理業務の「天本不動産」(佐賀県鳥栖市本鳥栖町)の事業譲受に伴い、「㈱アニマ」を設立した。アニマとはイタリア語で『魂のこもった』という意味で、スペイン語の『アルマデ』と同意語にあたる。社長は本田社長が兼務し、従業員は3人体制でスタート。アルマデと同様、不動産業務のDX化を進めるとともに、入居率向上につなげるため、オーナーへの改修提案なども積極的に進めていく方針だ。さらに鳥栖近郊の賃貸仲介に加え、アルマデとの連携で売買仲介案件も取り込み、地域密着の展開を目指していく。
民泊稼働率回復古民家の再生も手掛ける
一方、民泊施設の運営受託事業では昨年、糸島市志摩芥屋のリノベーション古民家の運営を受託した。この民泊施設「Itoshima810 Villa&Resort」は福岡市から車で約50分の海と豊かな自然に囲まれた1棟貸しのヴィラで、寝室が3部屋あり、最大14人の宿泊が可能となっている。
また、直営の民泊施設は稼働率70%以上を目指してマーケティングを強化し、国内でのビジネス拡大と並行して、いずれは海外展開も視野に入れてきており、民泊業界の活性化につなげていく方針だ。
(写真)企画運営する御供所町の宿泊施設 |
オーナーの人生に寄り添う提案力を育成
「お客様の人生を私たちじゃないとできない仕事でサポート」のスタンスを貫くアルマデグループ。「オーナーへ物件を提案する際は、メリットばかりではなく、長期的な視点でデメリットがあればはっきりと伝える」のがモットーという本田社長。新卒採用する企業が少ない不動産売買業界にあって同社では、2021年度から継続している。「360°の楽しさ面白さ幸せを創る」という経営理念の共感者を増やすため、社風を生かした人材育成にチャレンジしている。「不動産業界で長く活躍してほしいからこそ人材育成には力を入れている」と本田社長。各社員が自分たちにしかできない仕事を追求し、仕事を通じて自分の夢を叶える場所にしていく。
本田幸一郎 社長 ほんだ・こういちろう/鹿児島市出身。1980年12月24日生まれの42歳。九州産業大学卒。大手、中小の不動産会社で経験を積み創業。CPM(米国不動産経営管理士)資格を保有。趣味は海外旅行(バックパッカー) |
【DATA】
㈱アルマデ
所在地/〒812-0037 福岡市博多区御供所町12-1 JCI御供所町ビル2F
TEL/092-260-7448
FAX/092-260-7437
設立/2009年4月
資本金/1,000万円
事業内容/戸建、アパートなどの企画開発、不動産売買仲介、コンサルティング、管理、民泊・ホテル運営
年商/4億6,800万円
従業員/グループ13人 (パート、アルバイト含む)
関連会社/㈱アンドエス、㈱アニマ
インターンシップ/随時開催
URL/https://almade.jp/src/
採用情報
募集職種/営業コンサルティング職、不動産管理職、民泊管理職
応募資格/短大・大学・大学院卒
採用予定/3人(2024年度)
問合せ先/TEL. 092-260-7448
担 当/本田
(ふくおか経済EX2023年)