FEATURE
やぐらもんグループ
Tag:
仁泉 浩
やぐらもんグループ 会長
にいずみ・ひろし/福岡県出身、1965年10月23日生まれの59歳、金融機関やアパレル商社の海外事業部勤務を経て、29歳で社会福祉法人を経営。福岡県婦人保護・救護施設協議会会長職を述べ10年務めた。2009年に㈱仁コーポレーションを設立。2019年5月に㈱ヤグラモンに社名変更。現在は、一般社団法人繋紡会、NPO法人ニーズミーを併せた3法人でやぐらもんグループを構成。「やぐらもん」の屋号で居住支援、就労支援などの福祉事業と地域活性化事業を手掛ける
(写真)福岡市役所1階ユニバーサルカフェ「nakuiro-hairo」の壁面アートと仁泉会長
「地域のため」の想いを事業で体現
5月、福岡市役所1階に「nakuiro-hairo(ナクイロ・ハイロ)」をオープン。ユニバーサル社会(誰もが暮らしやすく、誰もが参加できる社会)実現に資するカフェ運営を目指し、積極的に障がい者を雇用、外国人や高齢者など多様なユーザーが利用しやすいサービスを設計している。7月には「地域とのつながり」をテーマにアートワークを手がけるアーティスト「pokke104」さんのライブペインティングを実施。櫛田神社の四季を表現した作品がカフェ壁面に飾られている。
10月にはイタリアンシェフの深町英幸取締役フード事業部長を迎え、フード事業部の体制を強化。カフェのさらなる充実とともに、キッチンカーによるイベントへの出店なども実施する。また、仁泉会長が長年培ってきた地域との縁を生かし、街の資源を活用するクリエイティブ事業として、11月1日から3日間、博多川沿いで福岡県酒造組合焼酎部会「博多焼酎ⓒまつり」を企画。「イベント会場への一極集中ではなく、あくまで近隣も含めた街全体の活性化につながることが大前提」とし、今後は会場近隣地域の店舗で使用できる専用通貨や地元特産品の催事などを考案する。地域振興活動をライフワークとする仁泉会長のもと、誰もが笑顔になれる事業を体現していく。
DATA
所在地/〒812-0068 福岡市東区社領2-23-19
TEL/092-611-8911
設立/2009月3月
資本金/2,100万円(グループ合計)
事業内容/飲食・食産事業、地域活性化事業、福祉事業(障がい者就労支援)
拠点/ユニバーサルカフェ「nakuiro-hairo」(福岡市役所1階)、就労支援やぐらもん筥崎社領(東区社領)、居住支援法人やぐらもん(東区社領)、地域活性化事業部(博多区祇園町)
(ふくおか経済2024年11月号FACE)