FEATURE

TheFace2009

むらつ歯科クリニック


村津 和正

むらつ歯科クリニック 理事長・歯学博士

むらつ・かずまさ/九州大学歯学部卒、同大学院博士課程満了。テキサス大学生命医学研究所留学。歯学博士。九州大学健康科学センターにて日本で最初の健康外来歯科口腔内科を担当し、「歯と命のつながり」を追究し続けている。理事長を務めるNPO法人日本歯臓協会では、06年、「虫歯菌根絶」を訴えるため、2万6333人の署名を集め内閣府に提出した。現在も毎月1回の署名活動を続けている。趣味は空手(6段)、ゴルフ、ピアノ演奏、茶道。著書に「歯は臓器だった」「歯は中枢だった」(KOS刊)、「歯はウソをつかない」「歯は命とつながる臓器」(三五館刊)など

福岡から世界に広がる「歯は臓器」

「Teeth are  our organs」。
日本語訳は「歯は臓器」。20年来提唱されている村津博士の“スタンダード”だ。この秋、それが世界に発信される。
11月、自身の代表的な著書『歯は臓器だった』の英訳版を刊行。同じ11月の29日には、台湾で開かれる「中華民国歯科医学総会」に招待されており、台湾全土から集まる歯科医師を前に特別講演をする。
村津博士は、テキサス大留学を経て九州大学健康科学センターの調査に参加。そこで「歯は臓器であり中枢」に気づいた。16年前、それに基づいた「十字歯科医療・歯臓治療」を実践すべく、信念を賭して「むらつ歯科クリニック」を開院。全国から患者が訪れ、臨床6700症例、臓器としての高度な技術を要するインプラント手術延べ6000症例を超え、その正しさが証明された。一昨年には人気TV番組に出演。さらに、今回の国際的な招待講演は、その意義が認知され、英訳版の刊行によっても今後ますます「歯は臓器」が普及していくだろう。
村津博士がもうひとつ提唱しているのが「歯があるのが当たり前の社会をつくりたい」。そのために、独自の「わくわく歯磨き健康法」を確立。その研究は30年におよぶ。専用の歯ブラシと糸ようじも開発した。今後は、全国的にその普及を図っていく。

DATA
所在地/〒812-0011福岡市博多区博多駅前2-5-9萬代ビル1〜6F、8F
TEL/092-476-0808
診療時間/午前9時30分〜午後6時まで
診療科目/一般歯科、矯正歯科

http://www.muratsu-dc.jp

(ふくおか経済2009年11月号FACE)