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九電工
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西村 松次
㈱九電工 社長
にしむら・まつじ/佐賀県出身。1947年8月5日生まれの70歳。近畿大学理工学部機械工学科卒。2013年6月社長就任。趣味はゴルフ
「技術力向上」と「施工力強化」が最大の原動力
今年3月期連結決算では5期連続の増益となった。西村社長は「2019年度まで5年間の中期経営計画に掲げる数値目標に対して、好調に推移した」と語る。
その最大の原動力となっているのは、「技術力の向上」と「施工力の強化」によるコスト削減への取り組みだ。「社長就任以来、強調し続けてきたこの課題が、全社的に定着してきた」と西村社長は評価する。
今年度、喫緊の重要な経営課題と位置付けているのは、資機材の購入コストの改善と働き方改革。購入コストの改善については、九電工グループ全体の資機材購買業務を統括する新会社「㈱Q–mast」を設立し、資材購入費を前年比1割減とすることを目標に据えている。働き方改革については、2年前から全事業所で意見交換を進めており、「労使双方が本音で意見を交換する機会として、かなり手ごたえを感じている」という。
事業展開においては、地元九州を軸に、首都圏での業務も好調に推移しているが、今後は名古屋支社を拠点とした中部圏、神戸以西の明石、姫路、岡山といった山陽エリアでの新規開拓も「時間をかけながら着実な浸透を図っていきたい」考えだ。
DATA
〒815-0081 福岡市南区那の川1-23-35 TEL 092-523-1691 設立/1944年12月1日 資本金/124億3万円 事業内容/総合設備業 従業員/6,392人 売上高/3,417億7,100万円(2017年3月期連結) 本社/福岡、東京 支店/福岡、北九州、大分、宮崎、鹿児島、熊本、長崎、佐賀、関西、沖縄 海外拠点/台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール 連結子会社/㈱福岡電設、㈱きたせつ、㈱大分電設、㈱明光社、㈱南九州電設、㈱熊栄電設、㈱チョーエイ、㈱有明電設、九興総合設備㈱、九州電工ホーム㈱、㈱Q-mast、九電工新エネルギー㈱、ASIA PROJECTS ENGINEERING PTE LTD.その他30社