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満室経営を実現する「リノリースCLUB」の加盟店300社突破へ
「全国の空室を満室に」するという使命を掲げ、賃貸業界のリーディングカンパニーとして注目を集めるTRNグループ。2021年までの中期経営計画を発表し、満室経営を実現する「リノリースCLUB」の加盟店300社突破とともに、売上高16億9500万円という目標に向けて突き進んでいく。
リノベーションで全国の空室を満室に
これまでの不動産業界の枠に捉われない発想力を駆使し、空室がわずか40日で満室になり、家賃収入アップと支出削減を実現するビジネスモデル「リノリース」を考案。その驚異的な入居率が話題となり、「リノリースCLUB」として、FC事業の全国展開をスタートし、現在は132社378店舗が加盟している。
この4月からは東京、大阪に続く3拠点目として札幌支部を開設。中島社長自らが現地に居を構えて市場調査した結果、「本社を置く福岡によく似たマーケット」と手応えを掴んでおり、まずは札幌エリアで25社の加盟店獲得を目指していく。また、リノリースの進化版として、リノベーションした部屋を同社が法人入居者として10年間借り上げる「リノリースバック」をリリースし、中島社長の「爆発的にヒットしている」という言葉通り、業績拡大の起爆剤となっている。「リノリースCLUB」の本部としての機能拡充を重視し、リノリースバックの成功事例の情報共有など、加盟店に対するきめ細かいフォローアップと営業支援で「リノリースバック」のさらなる普及促進に努めていく方針だ。
登録だけで入居が決まる大家向けサイト「KARIRU」
17年7月にはこのリノリースバックの仕組みを生かした大家向けサイト「KARIRU」をオープンした。これは空室を抱える大家がサイトに登録すると、同社が法人入居者として10年間借り上げて賃貸経営をサポートするもの。契約に諸条件や規定はあるが、原則として管理手数料、原状回復費、広告料の負担がなく、30日以内で契約できるという。借り上げた空室はリノリース独自のノウハウを生かしたリノベーションにより価値を向上、家賃を上げて転貸することが可能になる。10年間の借り上げ後は更新も可能で、物件価値のアップと合わせた画期的な家賃保証の形として熱い視線を集めている。
「古い空き物件はそのままでは価値が衰退する一方。しかし、ただリフォームするだけでは投資への費用対効果が見込めない。家賃保証と物件価値の向上、管理費などの支出削減というこれまでにないスキームで大家様の収益の最大化を実現している。当社が全国の空室に入居していくことで大家様の満室経営を実現させていく」と自信を見せる。
日本一必要とされる企業を目指す中期経営計画を発表
17年12月に開催した第5回「リノリースCLUB全国大会」では、全国から集結した約230人の加盟店を前に2021年までの中期経営計画を発表。今後4年間で売上高16億9,500万円、経常利益3億3,900万円達成を目指すとし、「リノリースCLUB」の加盟店も189社増の321社の加盟獲得に取り組んでいく。さらに、リノリースにおける家賃保証の信用強化に向けて増資を計画しており、この4月には一般社団法人空室保証協会を設立するなど、社会問題となっている空室解消に向けて一石を投じる。
「リノリースを通じて全国の空室を満室にし、日本一必要とされる企業を目指していく」と力強く宣言する中島社長。賃貸業界のリーディングカンパニーとしての誇りとともに、熱い「満室魂」によって賃貸業界に革新を起こしていく。