COMPANY
カ)シバタサンギョウホールディングス
(株)柴田産業ホールディングス
〒812-0016 福岡市博多区博多駅南3-18‐2 [MAP]
TEL:092-433-1020
http://shibata-industry.com「共に」つくる、ゆたかな未来
(写真左)2024年2月竣工の「アクシオン高宮東PREGIO」の外観
(右)2023年に完成した「アクシオン大濠公園プレミアム」
オンリーワン物件を開発
1957年に家庭燃料の販売から創業し、地域密着型の経営で住宅関連の設備や住宅リフォームの提案、賃貸マンション開発と、常に「ゆたかな暮らし」の実現に向けて事業を進化させてきた。基幹のLPガス事業においては料金の値下げによる顧客獲得ではなく、あくまで「人とサービス」による「信頼」によって支持を得ることで堅調に推移しており、グループ全体の基盤を支えている。
この安定した基盤のもと、ガス会社として「ガスを生かしたより良い暮らし」に向けて急成長しているのがハイグレード賃貸マンション開発を中核とした不動産事業だ。2023年8月に「アクシオン大濠公園プレミアム」、この2月にはシリーズ17棟目となる「アクシオン高宮東PREGIO」が完成、今年10月の「アクシオン百道(仮称)」が続く。25年2月には福岡市中央区舞鶴に14階建ての「アクシオン天神プレミアム(仮称)」が竣工予定で、エントランスにはシリーズ初のラウンジを設ける。また、最上階は本来3LDKが2戸の広さを1戸で使用する贅沢な間取りを採用し、限定メゾネットタイプも設置。テラスからは天神から博多湾、福岡空港までを一望でき、まさに「これまで存在しなかった部屋をつくる」という思いを体現したエリアオンリーワンの物件となる。
(写真)「アクシオン高宮東PREGIO」の居室 |
生活する姿を思い描いた付加価値
開発物件においては「デベロッパーではないからこそ生まれる設備や間取りのアイデア」という視点を生かし、入居者の生活する姿を思い描きながら立地特性を踏まえた特長を付加してきた。例えば、単身者向けとなる「アクシオン百道」には遠隔での給湯や追い焚き機能のほか、ミラーリング対応の16インチ浴室テレビ、200Ⅴの浴室暖房乾燥機にオーバーヘッドシャワー設置など、異例とも言える充実した設備をラインナップ。開発を重ねるたびに、既存物件からのフィードバックを生かしたブラッシュアップを続けており、より満足度を高めるための工夫や演出に妥協しないという姿勢を貫く。
これまで培ってきた独自のネットワークを生かし、舞鶴の「アクシオン天神プレミアム」に程近い土地も取得しているほか、すでに25年までに美野島、大橋、春日、塩原、高取、高宮における建設計画も進めており、開発スピードはさらなる加速傾向にある。今秋には5階建て自社ビル(博多駅南3丁目)への本社移転も控え、経営基盤の盤石化と同時に事業規模の拡大も視野に入る。
一方で、「企業の成長は人財にあり」として、給与の大幅な引き上げや休日増加など、抜本的な職場環境の整備も継続的に断行してきた。「社員が自ら考え動き、お客さまに選ばれる人財になること。そして会社に関わる全ての人が幸福に発展できるよう共感・共喜・共存・共栄を目指す」と柴田社長。その眼は「共に」つくる、ゆたかな未来をしっかりと捉えている。
(写真)「アクシオン大濠公園プレミアム」の最上階居室
柴田靖典 社長 |
(ふくおか経済EX2024年)