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将来を見据え、社員ひとりひとりが共に創る企業へ変革

新経営体制を発足して以来、さまざまな変革を続けるパイオニア・ソフトは2017年に「100年間選ばれ続ける企業」を目指し、長期経営計画を発表。各々が持てる力を最大限に発揮できる成長戦略で企業と社員が共に成長していく。

6月に東京本社移転　人が集まるオフィスに

長期経営計画初年度に新規取引先を大幅に増やした。それに伴い急務となるのが人材採用・育成だ。同社は6月24日、東京本社を東京都墨田区横川から中央区日本橋茅場町に移転する。周辺は銀座線、日比谷線、東西線など路線が集中し人材採用も含め人が集まりやすいオフィスになりそうだ。フロアは旧事務所の1.5倍の300㎡で会議室や応接室、休憩スペースも設ける。約50人が在籍する東京本社だが、今後の増員も見越して余裕のある広さを確保している。

将来のアジア展開見据えベトナムで基盤を構築

長期経営計画にも掲げるアジア展開に向けハノイに現地法人を設立した。ベトナムの急速な経済発展と国を挙げたスマートシティ化を見据え、森永社長は「単なるオフショア開発でなく、将来はビジネスの重要拠点として機能させたい」と意気込む。
昨年2月には日本の官民が同国に最先端技術を導入したスマートタウンを建設することが報じられた。同社は数年後にこのスマートタウンの中枢的なシステム開発に携わっていきたい考えで、現時点ではハノイの都市鉄道におけるIT関連への参入機会を探っている。昨年4月からベトナム第5の都市カントー市に設立されたICTイノベーション研究所のオープニングメンバーとして参画し、産業発展や新たなビジネスの創造に寄与するAIやIoTなど最先端技術の活用研究に取り組んでいる。

新年度へ向けてのキックオフイベントを初開催

ITが発達した時代だからこそ従業員同士が顔を合わせてコミュニケーションをとる機会は減ってきている。そこで、従業員同士の交流を深めるべく2月に親睦会「2019年度キックオフパーティー」を初開催した。ホテル「WITH THE STYLE FUKUOKA」のパーティールームを貸し切り、東京本社の従業員も東京の別会場で参加し両会場のスクリーンで同時中継しながら進行。当日は土曜日で参加は任意だったが、ほぼ全社員が参加していたことも印象的だった。森永社長から6月の東京本社移転計画の発表にはじまり、有休取得率の高かった部署やTOEICなどの資格取得に意欲的に取り組んだ社員を表彰する場面もあり、会場は拍手や歓声に包まれた。その後乾杯へと移り参加者らは世代の垣根を越えて交流を深めた。

働きやすく成長できる環境を整備

単位制の研修制度であるPSカレッジの拡充や在宅勤務制度の施行、社員同士のコミュニケーション促進を目的とした社内SNSの導入をはじめ、若手社員の意見を参考に、誕生日休暇や取得すると日当がもらえる自己啓発休暇、勤務時間を選択できるセレクティブタイムなど社員が作った新制度が続々と誕生している。

幅広い分野対応で支持集める

ERP、EC等のビジネスアプリケーション開発事業、証券、自治体や都市ガス等の特定業種向けのシステム設計・開発、コンサルティング、運用サポートなど幅広く展開。創業43年で蓄積してきたノウハウを生かしながら、時代とニーズにマッチした新規ビジネスに取り組んでいく。

森永 洋昭 社長 もりなが・ひろあき／大野城市出身。1968年6月27日生まれの50歳。九州大学経済学部卒。2017年2月に社長就任。趣味は食べ歩き

採用情報
募集職種／システムエンジニア・プログラマー
応募資格／全学部全学科（専門学校、高専、短大、四年制大学または大学院を卒業・修了予定）
採用実績／2019年度8人
採用予定／10人程度
年間休日／122日
問合せ先／TEL.092-512-0005
担当／人材開発室

（ふくおか経済EX2019年）