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アジ冷食が経済産業大臣賞 いよいよ海外進出へ
(写真左)令和元年度 むらおこし特産コンテストでうまかあじたたき「経済産業大臣賞受賞」。
全国各地から79点(食品68点・非食品11点)
(右)第59回商工会全国大会で表彰された。左から井上陽一社長、梶山弘志経済産業大臣
量販店取り扱い量が国内トップクラスのアジ・サバ加工食品メーカー。近年力を注いでいるコンシューマー商品を柱に、年内の海外進出を計画するなど、その活躍を世界に広げつつある。2022年度には売上高50億円を目指しており、さらなる発展が見込める成長企業だ。
地域特産品コンテストでトップ賞
冷凍刺身の“いつでもお刺身シリーズ”うまかあじたたき」が、全国商工会主催地域特産品の全国市場への登竜門として名高い「令和元年度むらおこし特産品コンテスト」において経済産業大臣賞を受賞した。
研究を重ねた独自の製造方法とCAS凍結機という急速凍結機を使用することで、鮮度が高い刺身にも引けを取らない美味しさを保つことができることが高く評価された。安倍晋三首相も参列する式典で、全国トップとして梶山弘志経済産業大臣から直接、表彰状を受け取った井上社長。「今回の受賞は商品開発において大変励みになった。今後より一層商品開発に力を注ぐ」と意気込んでいる。
昨年6月には経済産業省による「はばたく中・小規模事業者300社2019」にも選出された。高付加価値商品開発を進め、地域雇用を促進しアジ加工食品の先駆者という部分が受賞のポイント。他にも自社開発の食品が全国水産加工品総合品質審査会の複数の賞を獲得しており、全国規模のメーカーに引けをとらない高い開発力は大きな強みになっている。
“うまかあじたたき”で海外進出
国内で数々の賞を受賞したブランド力を強みに、今年度は“うまかあじたたき”で本格的に海外進出する。
その足掛かりとして、今年の3月に米ボストンで開催される世界最大のシーフードショーに出展予定であったがコロナウイルスの影響で延期となってしまった。その一方、国内では同じくコロナウイルスの影響でまとめ買いへのシフトがより進んでおり、刺身では唯一と言っていい”買い置きできる商品”としてうまかシリーズへの関心が高まっている。
海外進出への取り組みはコロナウイルスが収束してから改めて仕切り直しとなるが、海外事業では年間売上3億円を目指しているほか、将来的には海外事業の売り上げ構成比を3割まで引き上げる。「寿司、刺身が世界中に普及した今でもアジの刺身や寿司は日本以外では食べられていない。しかしそれは裏返すと、世界には多くのブルーオーシャンが眠っているといえる。アジの刺し身のパイオニアとして世界に打って出たい」と海外という新たな販売ルートの開拓に力を注いでいく。
コンシューマー商品の強化
現在コンシューマ商品の売上は年間1億ほどだが、3年後には5億を目指す。近い将来アンテナショップを構えたいと考えているが、その先駆けとして福岡空港のJALUX内に同社のコンシューマブランドである”鯵本舗”専用の売り場を持つことができた。また、鯵本舗のブランド力向上やネット通販強化の為に社内で”アジガール”という販促プロジェクトを発足させた。今までに新聞への折り込みチラシ作製や通販ページ及びパンフレットの刷新を実施し、売上が昨対200%以上の伸びを示すなど手応えを感じている。
また地場有数の成長力を見せる同社は営業部員の増強を進めている。今年の4月からは広島営業所を新たに開設する。これで国内の営業所は6拠点目となる。同社は顧客に寄り添った営業をモットーとしており、そのためには営業社員が顧客により近い場所にいる必要があり、将来的には北海道や四国にも営業所を開設したい考え。海外進出が進めば海外駐在員も置く考えで「アジの刺身を世界中に広げたい、世界を舞台に活躍したいという若者と一緒に夢を叶えたい」と求職者にメッセージを送った。
井上 陽一 社長 いのうえ・よういち/福岡市南区出身。1978年9月8日生まれの 41歳。創価大学経営学部卒、2001年(株) C S K 入 社 、07 年 ジ ャ パ ン シ ー フ ー ズ に 入 社 し 大 阪 営 業所長、13年副社長、18年9月社長に就任。趣味は フットサル |
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応募資格/大学卒・大学院卒
採用実績/2017年度3人
採用予定/若干名
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担 当/井上郁子
(ふくおか経済EX2020年)