COMPANY
NEW TOPICS
-新着情報-
総合不動産企業目指し今夏から持ち株会社制に移行
(写真左)自社企画の投資用マンション「アドレ六本松」完成予想パース
投資用アパートの企画販売を起点に、建設や仲介、戸建てなど事業領域を拡大。不動産に関わる全てを一手に引き受け、堅実な仕事を継続する「総合不動産企業」を目指し、今夏から持ち株会社制に移行する。人的資本への投資も加速し、待遇改善による物心共に働ける企業作りにも余念がない。
沖縄でRC造の投資物件を企画
「堅実なアパート経営」を掲げ、「グランティック」、「レガリスト」シリーズを中心に、2006年の創業以来1,280棟の販売実績を誇る。購入層も「アッパーマス層」を中心とした富裕層に加えて金融機関からの顧客紹介が急増。中島厚己社長は「土地活用の案件が年々増加し、全体の2割弱まで伸びてきた。今後も付加価値の高いこだわりのアパートづくりで、確かな信頼を勝ち得ていく」と自信を見せる。福岡を起点に国内外12カ所で展開。昨年は横浜と那覇に支店を開設し、今年5月には広島支店を移転拡張する予定だ。「先日台湾・台中市で開催したセミナーでも、現地投資家の意欲の高さを実感した。今後は台湾も増員を図り、営業活動をより強化していきたい」と先を見据える。今期は売上高160億円と過去最高を更新し、グループ全体では200億円を突破する見込み。より一層の飛躍に期待がかかる。
2023年の自社企画開発物件の賃貸管理戸数(12月末時点、9,136戸)における年間の入居率は99.3%。また、同社では「収益稼働率」という独自の指標を採用。年間完全満室状態を100%とし、新築時のプランで提案された家賃収入が、築年数を経ても維持できているかを集計したものだ。この平均は98.7%(自社企画開発物件、23年12月末時点)で、前年比0.1%上昇している。
一方、近年ではRC造の物件にも挑戦。投資用マンションの一棟売りを自社シリーズ「ADORE(アドレ)」で展開していく。福岡市中央区六本松に第1号物件(9階建て、1LDK26戸)を建設中で、今年8月に完成予定だ。沖縄では那覇市で低層マンション(3~4階建て、1LDK)を企画しており、今春以降2棟着工。また、年内めどに岡山市で着工計画もあり、今後は年間5棟の供給を目指す。
東京に「㈱アイケンホールディングス」設立へ
建設や仲介、リノベーション、戸建てといった不動産にかかわる全てを一手に引き受ける「総合不動産企業」を目指す同社。今年7月に「㈱アイケンホールディングス」を東京に設立し、事業会社6社を傘下に置く持ち株会社体制に移行する。これまで以上に事業領域の拡大に力を注ぐ方針だ。
物心共に豊かに働ける企業作り
24年度スローガンは「常勝常習(じょうしょうじょうしゅう)」。新卒・中途入社2年目までの社員で構成する「02会議」で出た約20案の中から、中島社長が選出した。「自分自身に勝ち続け、人生の勝ち癖をつけてほしい」という思いが込められている。昨年度から人的資本への投資を推進しており、全社員の基本給を平均10%増額するベースアップを実施。昨年7月からは昇進人数を前期比1.3倍増加し、社員の活躍の場と機会を拡張した。さらに昇給額を2倍とし、意欲的に昇進を目指す環境を整備している。中島社長は「『総合不動産企業』のビジョン達成には、待遇改善が必要不可欠。社員が物心共に豊かに働ける企業作りを推進し、商品・サービスと企業価値の向上にまい進する」とさらなる飛躍を誓う。
中島厚己 社長 なかしま・あつみ/大分県日田市出身。1965年7月23日生まれの58歳。九州電子計算機専門学校福岡校卒。不動産賃貸仲介会社、アパート販売会社などを経て、2006年㈱アイケンホームを設立、14年に㈱アイケンジャパンへ社名変更した。趣味はドライブ、ゴルフ |
採用情報
募集職種/総合職(不動産管理部・営業部・工務部)
応募資格/短大、専門、高専、大学2025年卒業見込み、または卒業後2年未満(全学部全学科)
採用実績/24年度12人
採用予定/10人
問合せ先/TEL.092-739-6658
担当/総務部新卒採用担当 三宿、佐藤、中山
(ふくおか経済EX2024年)