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焼酎ブームを見据え東南アジアへの輸出を本格化
久留米市に本社を置く酒類メーカーの鷹正宗㈱は国内の飲酒人口減少に伴い、5年前から上海や大連、香港、タイ、韓国、ベトナムなど東南アジアへの輸出を本格化させている。
天保年間に筑後国、三潴郡(現・久留米市)に清酒メーカーとして創業。ソフトバンクホークスの公認酒「勝鷹」をはじめ清酒ラインナップは充実するが、現在は焼酎が出荷量の90%を占める。同社の佐藤司社長は「海外では和食ブームを追い風に日本酒はよく飲まれるが、焼酎の浸透性はまだ低い」としたうえで、「国内消費が減少傾向にある焼酎は今後海外で伸びていく」と分析する。
現在は中国を中心に400軒ほどある日本食レストランに販促。ヒットした飲食店に次々と投資する資本家で成り立つ東南アジアの飲食業界では、チェーン化や口コミなどで需要拡大につながることが多いという。2年以内で海外での売上高を1億円に、将来的には海外売り上げ比率を全体の20%に引き上げたい考えだ。
一方で、焼酎の国内販売では前社長時代からの「量り売り」が親しまれている。樽や甕を酒販店の店頭に設置し顧客が持参するボトルに注ぐ同社独自の販売スタイルで、樽や甕の中での熟成により一層まろやかで風味豊かな味わいを提供。環境やお財布にも優しいなど他にも多くのメリットがある。現在、北海道から九州まで導入台数は約4,000台にのぼり、ある導入店舗の顧客分析では、一度購入してからのリピート率は90%以上という結果も出ている。
本格芋焼酎「南州伝楽」と同麦焼酎「麦快極」は2016年度の福岡国税局酒類鑑評会で金賞を受賞、17年の福岡県酒類鑑評会では本格麦焼酎「ばっかい」が麦焼酎減圧蒸留の部で福岡県知事賞を受賞するなど確かな実力を有する同社。昨年5月には営業部門と製造部門の明確化や人材採用強化を図り久留米市大善寺町の工場から同市小頭町に本社を移転。2020年には関東や関西圏での拠点開設も計画しているという。
新社屋はJR久留米駅と西鉄久留米駅の中間に位置する。製造部門はこれまで同様に大善寺蔵がメーン |
【採用情報】
募集職種/営業職、事務職
応募資格/短大、大卒
採用実績/2018年度1人
採用予定/若干名
年間休日/112日
問合せ先/TEL.0942-36-8811
担 当/管理部