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ヘルスケア業界のフロンティアカンパニーへ

（写真）昭和通り沿いの新本社「プリオ福岡ビル」

医療機関が効率的で質の高い医療を提供するための医業経営をトータルサポートしている同社。2023年には創業45年を迎え、機能を集約した新本社に移転。強みである「総合力」がより高まり、未来の社会・医療を支えるヘルスケア業界のフロンティアカンパニーに向けて新たなスタートを切った。

新本社でさらに「総合力」を向上

「よい医療は、よい経営から」のコンセプトのもと、2023年には創業45周年を迎え、8階建てのプリオ福岡ビルを一棟借りする形で本社を移転。新本社には各階にオープンミーティングスペースを設置し、社員全員がフリーアドレスとなることで部署の垣根を越えた対話の活性化を実現している。8階の交流スペース「ハチカフェ」には社員同士が同時に社員証をタッチすることでドリンクが提供される「社長のおごり」自動販売機を導入し、社員間コミュニケーション促進のツールとして貢献。人的資源や機能の集約によって業務効率化とともに一体感が向上しており、強みである「総合力」はより一層高まっている。
また、多様な人財が能力を発揮できる環境も整備しており、九州初の「プラチナくるみんプラス」認定や、「令和5年度障害者雇用優良事業所等表彰 理事長努力賞」などを受賞。「すべての人々にとってかけがえのない、価値ある企業になる」という想いを体現している。

（写真）開放間のある交流スペース「ハチカフェ」

デジタル活用でフォローアップ強化

「医療の効率化と質の向上」に向けたDXも積極的に推進しており、デジタル戦略の一環として自社開発ヘルスケアアプリ「タヨリス」をリリース。服薬管理及び薬剤師によるフォローアップが可能な「お薬手帳機能」や、処方箋の受付から薬の配送までを一括対応する「オンライン服薬指導機能」などを搭載し、さらなる機能拡充も進めている。
その一つとして、AI問診システムを展開するUbie（ユビー）㈱や、食事を撮影してAI解析する体調管理アプリ「カロミル」を提供するライフログテクノロジー㈱と提携。未病から治療、その後の健康増進までの「ペイシェントジャーニー」をつなぐ利便性の高いサービス提供で、健康へのサポート体制を強化していく。

（写真）2023年7月、福岡大名ガーデンシティ・テラス2階にオープンした 「そうごう薬局 福岡大名ガーデンシティ店」

未来の医療・社会を支える使命

2020年のMBOから4年、①病院向けソリューションの拡充、②医療モールの進化・深化と収益源の多様化、③第三者継承の強化、④薬局事業の規模拡大と収益性改善、⑤グループ経営の効率化と経営管理体制の強化を成長の方向性と定め、医療業界の常識に捉われないチャレンジを続けてきた。その中で、昨年3月には医療・介護福祉施設向けリネンサービスなどの東京リネンサービス㈱を子会社化。既存事業やグループの営業基盤との組み合わせによる機能強化とシナジー効果の創出で、医療機関に新たな価値を提供している。
さらにこの2月からは、ヘルスケア事業分野を含む多数の投資実績、株式上場案件などの豊富な経験を持つCVC キャピタル・パートナーズを株主に迎え、変化を恐れず、社会が求める新たなニーズに応え続けることで、さらなる事業規模の拡大と企業価値の向上を目指していく。
医療という生活インフラを守り、未来の社会・医療を支えるヘルスケア業界のフロンティアカンパニーとして、「よい医療」と「よりよい社会づくり」の実現に歩みを進める。

坂本賢治　社長 さかもと・けんじ／佐賀県出身。1958年10月9日生まれの65歳。福岡大学法学部卒。83年、総合メディカル・リース（現総合メディカル）入社。東日本支社長、常務、専務、副社長などを経て16年4月に代表取締役就任。22年10月、総合メディカルグループ㈱を発足し、代表取締役社長就任。趣味はスポーツ観戦、ゴルフ

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