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カ)アクセスジャパングループ
アクセス・ジャパングループ
〒833-0005 筑後市長浜2090-7 [MAP]
TEL:0942-42-2511
https://www.accessjpn.co.jp/NEW TOPICS
-新着情報-
多角事業で地域と共存成長するリーディングカンパニー
グループで国内17社、海外4社をもち25業種を展開する。筑後地区で業種の枠を超え多角的に事業を展開することで経営基盤の安定を図ってきた。2021年に創業20年を迎えた同グループは2000人の社員を抱える大きな組織に成長。従業員が子育てと仕事を両立できる働きやすい環境をつくるため、教育事業を軸に挑戦を続ける。
2025年に物流拠点6カ所体制に
同社の多角事業をけん引するのが物流事業全般を担う「アクセス物流」。製造現場中心に業務の一部を請け負うアウトソーシング事業で創業した同社だが、一業種に依存しない経営基盤をつくるため創業初期に物流倉庫事業に参入した。創業4年で3万6300㎡の土地に本社を移すとともに物流事業にも着手。現在、筑後市2カ所、三潴郡と八女市に計4カ所7万5,900㎡の物流拠点を保有する。 新たに筑後地区で4万2,900㎡と1万6,500㎡の2カ所の土地を取得し、今春から新規物流センターの建設に向けて動き出す。2025年には6カ所体制となり、輸送品質や庫内作業の品質を向上する。拠点はいずれも筑後エリアに集中しており、野田高広会長は「周辺のパートナー企業との繋がりを大事していきたい」と地域のリーディングカンパニーとして存在感を放つ。 福岡市中央区警固に幼保園開設
事業拡大とともに社員は2000人を超える大きな組織になった。子育てしながら従業員が働ける環境づくりとして野田会長が次に目を向けたのが「教育関連事業」だ。12年に福岡市内に幼保園を開設したのを皮切りに、企業主導型保育園の運営を開始。筑後、久留米、福岡市内で展開する。3月12日には同市中央区警固1丁目に「そらいろ幼保園」を開園し、0~5歳の一環教育を進めていく。 また佐賀と久留米2カ所の計3カ所で運営する学童保育では4月5日、久留米の1カ所を同市の自社ビルに移転。放課後児童を受け入れ、学びの場を設けるほか、今後、同事業で障がいのある子どもたちの放課後デイにも対応した福祉教育に力を注ぐ。
(写真上)24時間フィットネス「アクセス・ジャパンスポーツクラブ」柳川 (左下)4月5日開館「英育学童館」(久留米市) (右下)3月12日開園「そらいろ幼保園」(福岡市) |
スポーツ振興で地域に貢献
「地域教育を進めることが地域活性化になる」とし、青少年の育成やスポーツ振興に力を入れ、「アクセス・ジャパンスポーツクラブ」や「筑後総合スポーツクラブ」を運営する。指導者にプロ経験を積んだアスリートを揃え、目指すは国内外で活躍するトップ選手の輩出。一流の指導者が子どもたちのメンタルケアにも取り組み技術力を磨く。 障がい者雇用の受け皿拡充
「教育は福祉に連携している」。障がい者雇用の専門事業をもち、一般企業への就職が困難な障がい者に就労機会を提供している。その一つに印刷事業や本社近隣で運営するパン専門店「ル・パン」をもち、パン製造や販売などを通じて、社会性を養っている。「地域に根差した福祉事業を目指し、より多くの雇用の場をつくりたい」と野田会長。受け皿を増やすべく新たに近隣地区での施設建設を目指し開発を進める。 格安携帯の九州統括代理店に
コロナ禍で変わる教育現場を支援しようと通信事業にも参入した。1月には格安携帯エックスモバイル社の九州代理店となりオンラインが進む教育現場や自治体向けにシステムを構築する。今春、福岡空港内に出店予定、店舗網拡大に意欲を見せる。 これら多角的に事業を展開するからこそ横断的な人材配置を可能にし、強い組織をつくり上げてきた。昨年20周年の節目を迎え新たにスタートを切る野田会長。「既存事業を成熟させ経営のバトンを繋ぎたい」と今後も筑後のまちとともに歩む姿勢だ。
野田高広 会長 のだ・たかひろ/福岡県出身。1950年1月25日生まれの72歳。70年ブリヂストン入社。技術畑を歩み、同社の国内外の製造現場でマネジメントを担当。ISO14001内部監査や品質管理インストラクターなどの資格や技術を約40種もつ。2001年㈲アクセス・ジャパンを筑後市で創業。趣味はゴルフ、スポーツ観戦 |
(ふくおか経済EX2022年)