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創業104年、進化し続ける中堅中小企業のリスク管理会社

「御社のリスク管理部でありたい」を信条に掲げる日商保険コンサルティング㈱。人と企業の発展に貢献したいという想いが長い歴史と伝統とともに浸透。近年は賠償事故など新分野の情報提供や戦略的福利厚生制度も積極的に提案しており、「トータル･リスク･マネジメント」に基づく強固な信頼関係を築き上げている。

信用力と独自の経営ノウハウで差別化

1920（大正9）年、九州では最初となる独立系保険代理店を久留米市で創業して以来、長い歴史とともに九州トップクラスの実績を築き上げ、業界で草分け的な存在として全国に知られている日商保険コンサルティング㈱。同社は拠点久留米市、福岡市近郊を中心に、東京・大阪エリアで安定した経営基盤を確立。中堅中小企業に特化したノウハウを持つ専業保険代理店として約1,500社の法人顧客を有し、その信用力と豊富な人脈、独特なリスク管理手法や高品質で真心を込めたサービスを駆使することで、多くの経営者の良きパートナーとして課題解決に努めてきた。
2020年2月に「創業100周年（設立70周年）」を迎えた同社。「改めて、保険に代理店が存在する意義は何なのか。顧客から求められる本質的なサービスをどれだけ提供できるかという原点に立ち返り、これまで培ってきた顧客への想いや保険の知識・技術を持って、法人個人を問わず多くの皆さま、地域に恩返しをしていかなければならない」と橋本社長は一層気を引き締める。
また、100周年と同時に5階建て新本社ビルが竣工。ラウンジやセミナールーム等、用途に応じてフロアを開放し、多目的な情報発信拠点として地域密着型の事業支援も推進していきたいと考えている。
さらに、22年6月には福岡支店を大橋駅前のビルに移転。既存クライアント（各種取引先）の接点強化に加え、学生向けにインターンシップを開催するなど、より多目的な拠点として進化を続けている。近年、中小企業のリクルート集客は苦しい状況が続いているが、同社の独自コンテンツが好評で、インターンシップは毎回定員以上の問い合わせがあり、満席状態となっている。

新分野の情報提供で保険の本質的役割果たす

現在、取り扱っている保険会社は22社（損害保険10社、生命保険11社、少額短期保険1社）。取扱保険会社の中にはロイズ・ジャパン㈱が含まれるほか、世界最大の保険流通会社マーシュジャパン㈱との提携もあって、高い商品提供力が大きな強みとなっている。
また、独自の法人向け保険管理サービス「トータル･リスク･マネジメント（TRM:同社商標登録）」を確立しているほか、営業ノルマがない社風であることから、「中堅中小企業向け管理手法を徹底して提供できるスタッフが着実に成長し、当社の大きな原動力になっている。高い商品提供力が強みでもあり、最も顧客に求められる事故発生時の保険会社への交渉力も欠かせない。そうした一連の過程が信頼を高める重要な要素となっている」と橋本社長は説明する。
特に同社が注力するのは、社員の業務災害やハラスメントなどの労務問題が発生した際の保険や、会社法に伴う役員賠償保険（D＆O）、企業過失による経済的損失を賠償する保険（E＆O）、サイバーリスク保険といった新分野の情報提供。また、「人財不足」を背景とした従業員重視の「戦略的福利厚生制度」の周知・推進を積極的に展開している。
日商保険コンサルティング㈱は今後もCS（顧客満足）は当然ながらES（従業員満足）も追求し、さらに保険の本質的役割を果たしていく。

橋本安太郎　社長 はしもと・やすたろう／久留米市出身、1981年9月9日生まれの42歳。明善高校-関西大学商学部を卒業後、㈱損害保険ジャパンに入社。2009年、日商保険コンサルティング㈱入社。17年6月から社長

採用情報
募集職種／営業職・業務職
応募資格／大学、大学院卒
採用予定／若干名
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担当／石川かおり

（ふくおか経済EX2024年）