COMPANY
サンキョウバルブホールディングス(カ
三興バルブホールディングス(株)
〒812-0032 福岡市博多区石城町12-1 [MAP]
TEL:092-281-2763
https://sankovalve-holdings.co.jp/NEW TOPICS
-新着情報-
配管工事の全工程をサポートする新ビジネスモデルが始動
(写真左上)若手も活躍できる環境 (右下)本社倉庫外壁
配管資材商社の三興バルブ継手を中核会社として2019年にHD化した三興バルブHD。建設業界が抱える人手不足や長時間労働などを解消するため、配管工事を一気通貫でサポートする「アルファフィットシステム」を打ち出した。一方、社内では人材活躍・育成の場を多数創出し、働きやすい環境づくりに努める。
現場調査、製図、加工機能を強化
九州一円で配管資材を販売する三興バルブ継手㈱。創業者・長﨑洋六氏が掲げた「何でもそろう」を理念として、本社3万超・各拠点1万5千アイテムを誇る在庫と迅速な配送力で工事現場に貢献してきた。しかし近年深刻化する建設業界の人手不足や長時間労働問題に着目し「販売の機能のみでは顧客の困りごとを解決できない。現場の省人化や工期短縮を支えるため、加工や図面の機能を強化している」という。2019年にHD体制に移行し、加工業の子会社㈱エフライズを設立。3D空間スキャンで現場調査と図面作成を大幅に省力化するサービスや、配管設備を工場であらかじめ組み立てることで現場の作業工数を減らす「ユニット加工」、最新のDX設備による生産体制などで高効率を生み出している。
昨年はプラント設計の㈱翔栄エンジニアリングを子会社化し、1月に建築設備加工の㈱エル・シーを設立。計6社となったグループの事業会社と連携し、このほど「+aF(アルファフィットシステム)」という独自のビジネスモデルを打ち出した。配管工事の「現場調査、現況図製作、ユニット図製作、一次加工・ユニット加工、全国配送」といった全工程をアウトソーシングできるサービスとして、「顧客先の現場で足りない工程を『補う』サポートをしていきたい」と意気込む。同ブランドで12月に「JAPAN BUILD 2023東京建設DX展」に出展し、全国から引き合いも来ている。
(写真)配管のユニット加工 |
(写真)「JAPAN BUILD 2023東京建設DX展」に出展 |
社員が能力を発揮できる組織に
企業ビジョンの「円滑な現場を技術でサポートする」を体現するためにも、社員のアイデアを事業に生かす場を積極的に創っている。「アクション会議」では全拠点より約50人が社歴関係なく自由参加で集合。業務改善など自身の企画をプレゼンでき、議論によって決定したことはすぐ実行する仕組みとなっている。また「ワーキンググループ」は短期間で成果を出すことを狙いとした報酬型ミッション(ダブルジョブ)で、社員の発案で立ち上がることが多いという。これらのプロジェクト体制によって、見積作成チームの結成やアイテムの在庫化、勉強会の発足などが実現した。
さらに「プロパー社員がグループ子会社の社長に挑戦できる環境を整えたい」という思いもあり、役職のステップアップをサポートする研修制度を充実。まずは入社1~3年目社員の勉強会「フレッシャーズキャンプ」から始まり、入社2年目から管理職に立候補できる「ボスチャレンジ制度」を設置。加えて、若手管理職が経営方針について話し合い、役員陣に提言する「ジュニアボード」など、一般社員から管理職、幹部人材、経営人材へとチャレンジできるよう各段階に分かれて学べる仕組み「社内アカデミー」を整備している。
一方、「あたたかい社風で安心して仕事ができる」と社員が口にするなど、社内の雰囲気が入社の決め手にもなっている。長﨑社長は「社員が能力や個性を最大限発揮できる場づくりにこれからも尽力する。県内で入社したい企業10位に入れるような働く人が満足できる会社を目指したい」と意気込んだ。
長﨑洋也 社長 ながさき・ひろや/福岡県出身。1970年8月21日生まれの53歳。創業者は祖父の長﨑洋六氏。96年に三興バルブ継手㈱に入社し、2018年3代目社長に。19年三興バルブHD社長に就任。趣味は食べること |
採用情報
募集職種/総合職
応募資格/2025年卒業見込み
採用実績/2024年度7人
採用予定/5人
年間休日/105日
問合せ先/TEL.092-281-2763
担当/田添
(ふくおか経済EX2024年)