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価格改定効果とレストラン好調で増収増益 ピエトロ中間期


週刊経済2023年11月28日発行号

売上高は10・2%増の50億円

食品製造・販売やレストランなど店舗事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)の2024年3月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比10・2%増の50億3700万円、経常利益が1億8700万円(前年同期は3000万円の損失)で増収増益となった。
商品事業では原材料や資材価格などの高騰の影響はあったものの前年度に実施した主力のドレッシングの価格改定が奏功し収益が回復した結果、増収増益に転換。店舗事業では既存店の回復と新規出店効果で大幅な増収となり再黒字化を果たした。営業利益は1億8600万円(前年同期は3600万円の損失)、四半期純利益は7400万円(前年同期は8100万円の損失)だった。
事業別では、商品事業は価格改定効果で主力のドレッシングが回復したほか、冷凍食品やスープ商品など育成カテゴリーが伸長し、売上高が2・3%増の30億7200万円、営業利益が6・9%増の8億8000万円で増収増益。店舗事業はレストランの既存店がさらに回復したことと新規出店効果で売上高が26・5%増の18億8300万円と大幅に増収。加えて、新メニュー投入と価格改定で営業利益が3400万円(前年同期は8700万円の損失)と再黒字化した。その他(本社ビル等の賃貸)事業は売上高が3・0%増の8200万円、営業利益が0・4%増の3600万円だった。
なお、通期の連結業績予想は期初計画を据え置き、売上高が11・5%増の101億7000万円、経常利益が2億4200万円(前期は8100万円の損失)の増収増益とV字回復を見込んでいる。