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コア業務純益は過去最高の584億円 ふくおかFG中間期


週刊経済2023年11月28日発行号

経営統合で通期特別利益215億円計上

ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、五島久社長)の23年9月の中間期連結決算は、経常収益が前年同期比26・2%増の1944億6900万円、経常利益が同0・4%増の444億5600万円の増収増益となった。
中小企業向けの貸し出し増加や個人向けの資産運用商品の販売が増えたことに加え、円安に伴って為替デリバティブ損益が増加し、資金利益が国内外とも伸長した。利益面では信用コストやデジタル関連投資の増加したことで費用が膨らみ、中間利益は1・5%減の302億8700万円。本業のもうけを示すコア業務純益(傘下3行合算)は、584億1400万円で過去最高を更新した。
通期予想では10月に経営統合した福岡中央銀行との連結決算となるほか、215億円の特別利益を計上するため、経常利益が18・9%増の5950億円、当期純利益は97・4%増の615億円を見込んでいる。