鹿児島市上之園町に８階建てオフィスビル　玄海キャピタルマネジメント

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週刊経済2023年11月14日発行号

鹿児島県初の建設

不動産事業の㈱玄海キャピタルマネジメント（福岡市中央区大名２丁目、松尾正俊社長）は鹿児島市上之園町に８階建てオフィスビルを建設している。鹿児島県に建設するのは初めてで、完成は２０２５年１月を予定している。
昨年同社がパートナーシップを締結した鹿児島銀行をはじめ、鹿児島リースや肥後銀行がレンダー（ローンを取り扱っている金融機関）として参画し、テナント移転ニーズの受け皿とすることで地域経済の活性化を図る。場所はＪＲ鹿児島中央駅南東側、甲南通り沿い。名称は「（仮称）鹿児島甲南通りビル」。敷地面積１４９７㎡。建物は鉄骨造りで、建築面積８５３㎡、延べ床面積６７１７㎡。１～３階は店舗テナント、４～８階は事務所としている。１フロアあたりのオフィス面積は５９０㎡。屋上太陽光発電のほか、ＢＣＰ対応として備蓄倉庫や止水版を備える。駐車場４７台。入居開始時期は２５年３月予定で、賃料は未定。原昌康取締役は「地域企業様との連携による地域主導のプロジェクト。同市内オフィスエリアではオフィスビルの平均築年数が３０年を超えており、移転ニーズは高まっている。街機能の更新に寄与し、発展を支援したい」と話している。
同社は２００６年５月設立。資本金５千万円。従業員数３０人（派遣社員等含む）。決算期６月。