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栃木県警察と協定 ヤマップ


週刊経済2023年11月7日発行号

右肩上がりの山岳遭難事故を防止へ

登山アウトドア向け地図アプリ「YAMAP」の開発会社・㈱ヤマップ(福岡市博多区博多駅前3丁目、春山慶彦社長)は10月26日、栃木県警と協定を結んだ。
県警や各県と連携した「遭難ZERO協定」の一環で、協定は20例目となる。昨年度における栃木の山岳遭難件数は前年と比較しても右肩上がりの状況下で、同社は栃木県警に対して、YAMAP利用者の位置情報に関する連携や救助者の動きを把握できる捜索隊員トラッキングシステムの提供に加え、登山者がYAMAP上で作成した登山届の共有に取り組む。また、YAMAPによる登山者のリアルタイムな情報共有で救助の迅速化が期待される。
同社は2013年3月設立。資本金1億円(資本準備金を含む)。決算期6月。地図アプリ「ヤマップ」はスマートフォンに搭載されたGPS機能を活用するため電波が届かない状況でも現在地把握ができる登山向けアプリ。同アプリのダウンロード数は390万(今年8月現在)。