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ゼオライト
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嶋村 謙志
ゼオライト㈱ 社長
河村 貴博
ゼオライト㈱ 取締役
嶋村謙志 社長(左)しまむら・けんし/宗像市出身、1974年1月31日生まれの49歳。西日本工業大学機械工学科卒。96年4月の入社以降、メンテナンス事業、プラント事業において創業者の故河村恭輔名誉会長から技術者としての薫陶を受ける。2009年3月に常務、11年9月専務、13年8月東京支店長兼任、14年8月副社長、16年8月から現職。趣味はドライブ
河村貴博 取締役(右)かわむら・たかひろ/福岡市出身、1989年8月16日生まれの34歳。西南学院大学商学部経営学科卒。2012年4月佐賀銀行入行。融資課、法人営業課(福岡エリア担当)で勤務した後、17年4月ゼオライト入社。東京支店メンテナンス事業部、東京営業部での配属を経て、23年2月から本社営業部。趣味は野球、ゴルフ
創業夫婦の遺志継ぎ100年企業の礎を
2月に河村勝美会長が逝去し、夫で創業者の故河村恭輔名誉会長(2020年11月逝去)と築いた経営のバトンは、嶋村社長をはじめ新たな経営陣に完全に託された。4月には河村名誉会長の実孫である河村貴博氏が取締役に就任。5年間の銀行勤務を経てゼオライトに入社した河村取締役は、東京支店で同じく5年間、メンテナンス、営業部で研鑽を積み、今年2月からは本社にて勤務し、経営に携わりながら日々営業の陣頭に立つ。
「スマートな容姿に、情熱と反骨心を持ち合わせた当社に今までにいなかったタイプ(笑)。受け身ではなく、やる気や自発性を促す良い刺激を若い社員に与えてほしい」。名誉会長の血と志を受け継ぐ次期後継者の河村取締役に、嶋村社長も大きな期待を寄せる。 一方の河村取締役も「百年企業というビジョンを掲げる中、良い部分は残し、時代やニーズにマッチした思い切った変革も必要。嶋村社長を筆頭にその動きを加速させる」と抱負を語る。近年は独自の排水リサイクル技術の確立で循環型社会への貢献やSDGsなど社会が求める環境経営の実践に軸足を置く同社。今は亡き創業者夫妻の遺志を継ぐ二人が、時代に合ったアップグレードで永続企業の礎を築く。
DATA
所在地/〒812-0893 福岡市博多区那珂5-1-11
TEL/ 092-441-0793
創業/1969年11月
設立/1970年8月
資本金/9,000万円
事業内容/創水プラントの企画・設計・製造とメンテナンス、浄水器のレンタル、ROボトルドウォーター「WAKAMiZU BASIC」の宅配、家庭用・業務用浄水器製造販売
従業員/106人
売上高/38億円(2023年7月期)
拠点/(支店)東京、大阪、名古屋(営業所)東関東、岡山、熊本、大分、長崎、北九州、宮崎、鹿児島
関連会社/㈱アクアゼオライト
(ふくおか経済2023年11月号FACE)