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岩田産業グループホールディングス
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岩田 陽男
㈱岩田産業グループホールディングス 代表取締役会長兼ＣＥＯ
いわた・はるお／1947年4月24日生まれの76歳。築上郡上毛町出身。大分県立中津南高校卒。71年兄・隆利氏と岩田商店創業、75年岩田産業設立、取締役に就任。イワタフーズ、イワタダイナース、岩田酒販の社長を歴任後、2001年岩田産業社長に就任。16年持ち株会社を設立し会長兼社長に就任、21年から現職。2017年度 経営者顕彰財団「経営者賞」、2019年度 日本食品産業功労賞受賞
“新規開拓”と“深耕開拓”で再成長へ
業務用総合食品卸の岩田産業㈱を中核に酒類卸や青果卸、宅配ピザクックなどを展開する岩田産業グループは、第７次中期経営計画の初年度となる２２年度の売上高が約３７０億円となり、１９年度と同水準に回復した。ホールディングスの岩田陽男会長は「製品の値上げ効果もあるが、計画を上振れして着地できた。今期は売上高４００億円超えを計画している」と明かす。
売上高の半分強を占める飲食店向け部門を新型コロナが直撃したが、この間もアフターコロナを見据えて設備投資を実行。昨年１２月に〝無洗米〟生産設備を導入し、鳥栖精米工場を稼働。今年１月には鹿児島支店を新築移転した。「おかげさまで米穀事業部は売上高５０％増で推移。経営の目的である〝新規開拓〟と〝深耕開拓〟を後押しする設備投資を今後も進めていく」と西福岡支店などの新築移転を計画する。
一方、２０年に設置した新規事業開発推進本部の下、農業支援事業や飲食店応援事業、地方創生支援事業を推進。地方創生支援事業では、子会社が須恵町と宮若市から『ふるさと納税返礼品管理業務』を受託している。「今後も経営スローガンの〝食を通じて九州を元気に〟を実践するとともに、ＳＤＧＳを推進し、社会に貢献できる会社として再成長していきたい」と展望する。
DATA
所在地／〒812-0894 福岡市博多区諸岡3-26-39
TEL／092-513-8181
創業／1971年4月
設立／2016年3月
資本金／5,000万円
事業内容／業務用食品の卸売
従業員／1,867人（グループ総計、パート等含む）
売上高／約370億円（グループ連結・2023年2月期）
拠点／（事業所）九州・山口8県28カ所 （ピザクック）33店鋪
関連会社／（子会社）岩田産業㈱、㈱イワタダイナース、岩田酒販㈱、イワタフーズ㈱、宮崎中央酒販㈱、㈱牛島食品産業、トクスイフーズ㈱、㈱山徳商会、㈱蔵人、㈱天山商店、㈱C・B・Fコーポレーション （関連会社）㈱吉富酒販、㈱VRtrade.
（ふくおか経済2023年11月号FACE）