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福井県警と山岳遭難事故の防止に関する協定 ヤマップ


週刊経済2023年10月11日発行号

18例目

登山アウトドア向け地図アプリ「YAMAP」の開発会社・㈱ヤマップ(福岡市博多区博多駅前3丁目、春山慶彦社長)は9月29日、福井県警と協定を結んだ。
県警などと連携した、山岳遭難事故による死者数ゼロを目指すプロジェクト「遭難ZERO協定」の一環。協定は18例目となる。同社は福井県警に対して、YAMAP利用者の位置情報に関する連携や救助者の動きを把握できる捜索隊員トラッキングシステムの提供に加え、登山者がYAMAP上で作成した登山届の共有に取り組む。登山計画書の制作コストが時短されることで登山者の利便性向上につながるほか、YAMAPによる登山者のリアルタイムな情報共有で救助の迅速化が期待される。同社では「アプリ機能開発の拡充とともに、これからも山・自然を安全に楽しむためのインフラサービスを提供していきたい」と話している。
同社は2013年3月設立。資本金1億円(資本準備金を含む)。決算期6月。地図アプリ「ヤマップ」はスマートフォンに搭載されたGPS機能を活用するため電波が届かない状況でも現在地把握ができる登山向けアプリ。同アプリのダウンロード数は390万(今年8月現在)。