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売上高9・5%増の936億円も大幅減益 三井ハイテック第2四半期
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週刊経済2023年9月26日発行号
通期予想を下方修正
半導体部品製造の三井ハイテック㈱(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の24年1月期第2四半期連結決算は、売上高は前年同期比9・5%増の936億6100万円、経常利益は同25・0%減の107億3900万円で増収減益だった。
電動車関連の半導体需要は依然として堅調で、電機部品事業の売上高を同33・6%増の630億6200万円に押し上げ、増収をけん引した。一方で、同事業に次ぐ柱の電子部品事業については、情報端末向けの半導体需要が低調で、在庫調整が長引いていることが影響。売上高は同22・5%減の280億2100万円と前年同期の実績を下回った。金型・工作機械事業の売上高はほぼ横ばいだった。利益率が高い電子部品事業の売上減が響き、営業利益(同34・5%減)、経常利益ともに大幅減益に転じ、純利益も同30・2%減の77億700万円だった。
通期の見通しでは、利益指標を中心に下方修正を発表。売上高は前回予想から6・3%減で、前期比10・0%増の1920億円、経常利益は前回予想から29・5%減で、同30・3%減の158億円、最終利益も前回予想から29・5%減で、同33・5%減の117億円で増収減益を見込む。減益となった場合は2020年1月期以来の4年ぶりとなる。