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壱岐市とエンゲージメントパートナー協定 西南学院大学


週刊経済2023年9月20日発行号

行政との連携は6例目

西南学院大学(福岡市早良区西新6丁目、今井尚生学長)は8月26日、長崎県壱岐市(白川博一市長)とエンゲージメントパートナー協定を締結した。
壱岐市が持続可能な未来を目指して推進する「エンゲージメントパートナー制度」に賛同したもので、同市と西南学院大学相互の特性や資源を生かした取り組みを推進し、課題解決や新たな社会価値の共創を目指す。行政との協定締結は、福岡市、佐世保市、糸島市、志免町、筑後市に次ぐ6例目。今後は、さまざまな学部の学生が壱岐市と連携し実地研修やフィールドワークを実施するなど共同プロジェクトを推進するほか教育と研究分野での連携なども検討していく。
今井学長は「学問の抽象度が高い高等教育では、教室で得られる学びに限りがある。大学での学びの中で自身の将来をイメージできるように、この協定を通じて学生が大きく成長し、大学での学びを将来社会に還元してほしい」、白川市長は「壱岐市は人口減少や少子高齢化などさまざまな課題を抱えている。今回の協定締結により、地域社会の課題解決の一助となることに加え、双方の交流を通じてどんな化学反応が起こるのかを期待している」と話している。