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ICカード活用の自動経費精算サービス ニモカ
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週刊経済2023年9月12日発行号
出張・経費管理クラウドのコンカーと連携
西鉄グループでICカード乗車券発行事業の㈱ニモカ(福岡市博多区博多駅前3丁目、田端敦社長)は今秋、出張・経費管理、請求書管理クラウドサービス提供の㈱コンカー(東京都千代田区、三村真宗社長)と連携し、交通系ICカード「nimoca」の利用データを活用した経費精算サービスを開始する。
コンカーは世界最大の出張・経費管理クラウドサービス提供のSAP Concurの日本法人。提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense(コンカー エクスペンス)」は、企業における経費精算の正確性向上と、業務負荷軽減へのニーズの高まりを受け、2017年にサービスを開始。現在、JR東日本が発行する「Suica」と連携したサービスを提供しており、「Concur Expense」と九州の交通系ICカード事業者が連携するのはニモカが初。
今回ニモカが開始する経費精算サービスはConcur Expenseのユーザー企業を対象とし、従業員がnimocaで乗車した鉄道・バスのほかタクシーやコインパーキングなどの利用履歴データが、最短で乗車翌日にConcur Expenseに自動で連携される仕組み。経費を精算する際の従業員側の負担軽減や申告漏れ・不備のリスクが回避できるほか、データ改ざんが不可能なため、承認者や経理担当者によるチェックの負担も大幅に軽減できる。ニモカでは、今後もICカードの利用データ活用でさらなる利便性向上を図るとともに、電子マネーが生活のさまざまシーンで利用できるよう、利用者視点に立った取り組みやサービスを拡充していく方針。