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ウクライナに物資支援 シャボン玉石けん


週刊経済2023年9月5日発行号

石けん系消火剤を150個

無添加石けんメーカーのシャボン玉石けん㈱(北九州市若松区南二島2丁目、森田隼人社長)はウクライナに対して自社開発の石けん系消火剤を寄付する。
ロシアの軍事侵攻が続くウクライナの消火活動を支援する目的。寄付するのは2007年に北九州消防局や北九州市立大学など産官学で開発した「石けん系消火剤」150個。水に混ぜることで水だけの消火に比べて10分の1の水量で消火できるほか、環境への残留性が低く植物の生育への影響が少ないのが特長。150個で約300トンの消火水に利用可能。8月17日に北九州市役所で出発式を開催し、武内市長ら関係者と共にトラックに積まれた消火剤を見送った。船便で門司港からポーランドを経由し、そこからウクライナまで陸送する。10月末頃納品予定。森田社長は「人と環境に優しい石けんを使った世界初の消火剤。一日でも早くウクライナに平穏な日々が戻ることを祈る」と話している。