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ドローンを活用した橋梁点検事業 西部ガステクノソリューション


週刊経済2023年9月5日発行号

大阪のJIWと共同で

西部ガスグループの西部ガステクノソリューション㈱(福岡市東区東浜2丁目、今給黎督社長)は、このほど㈱ジャパン・インフラ・ウェイマーク(大阪市、柴田巧社長、以下「JIW」)と共同でドローンを活用した橋梁点検事業を始めた。西部ガスグループがドローン事業を展開するのは初めて。
これまで西部ガスグループでは、2020年4月JIWと資本業務提携し、21年9月からドローンを活用した新規事業創出に向けた事業性調査を実施するなど、ドローン事業推進の検討を進めてきた。今回、ドローンを活用した橋梁点検事業を全国で展開するとともに、九州エリアで一層の事業拡大を目指すJIWと協業し、九州エリアを中心に橋梁点検事業を実施していく。
現在、国内には約73万の橋梁があるが、2032年度には建設後50年を経過する橋梁の割合が約60%になり、老朽化対策が課題となっている。橋梁点検は原則として、現場で作業員が安全性や耐久性に影響しうる損傷がないかを直接目視して確認する必要があったが、国土交通省が定める「橋梁定期点検要領(2019年3月改定)」において、一部ドローンの利用が認められ、点検作業時間の短縮など効率化に資するドローンの活用が広がっている。