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前年同月比15・3%増の203億5762万円 福岡市内4百貨店の7月売上高


週刊経済2023年9月5日発行号

22カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の7月売上高は、前年同月比15・3%増の203億5762万円で22カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が8月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が55億3800万円(26・8%増)、雑貨が47億7100万円(11・8%増)、衣料品が37億2600万円(12・9%増)、食料品が46億2千万円(4・5%増)、家庭用品が6億4100万円(91・3%増)、食堂・喫茶が2億2400万円(34・1%増)。猛暑が続いた天候寄与や旅行需要などにより、衣料品、身の回り品、化粧品などのUV関連商品や盛夏商材がけん引したほか、ラグジュアリーブランド・宝飾品などの高付加価値商材も順調に推移した。また、中元や観光客が多く手土産として菓子の売り上げが伸び、これらを円安効果と入国制限終了などから増勢が続くインバウンドがけん引した。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では192億1610万円(2・6%増)で2カ月ぶりのプラスとなった。商品別では衣料品が47億8900万円(5・4%増)、食料品が73億1600万円(1・2%増)、雑貨が31億100万円(2・4%増)、身のまわり品が23億100万円(1・2%減)、家庭用品が8億3400万円(1・6%減)、食堂・喫茶が5億500万円(23・7%増)だった。
全国の売上高は、前年同月比8・6%増の4758億円と17カ月連続のプラスで、入店客数は9・7%増。増勢が続くインバウンドは2019年実績も超え、売り上げ全体を底上げした。各社が企画したファミリーイベントやアニメ展、食品催事や外国展なども奏効した。

表はこちらから。