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久留米市の農事組合法人と業務提携  きちり    はかた地どりのアンテナショップ出店


 関東、関西で展開している外食チェーン株式会社きちり(大阪本社・大阪市中央区安土町2丁目、平川昌紀社長)は5月7日、福岡県産の商標取得地鶏「はかた地どり」を生産する農事組合法人福栄組合(久留米市北野町高良、秋吉和則会長)と業務提携を締結した。
 同社は以前から、運営する飲食店で「はかた地どり」を使用した料理を提供していた。今回の提携では、福栄組合と相互に協力し、今後「はかた地どり」を使用した商品のアンテナショップを展開することで合意。6月にも、東京都内に飲食店形式のアンテナショップ出店を計画している。
 同社では「食材のブランド力を生かしたコンセプトショップとすることで、競合の中でも優位性が見込める。福岡県でも『はかた地どり』は推奨品としてブランド化が推進されている。当社の飲食事業におけるプラットフォームを生かして店舗をトータルプロデュースし、国内でのブランド普及に寄与するとともに、農業の6次産業化に貢献していきたい」と話している。
 同社は1998年設立。資本金は3億7152万円。12年6月期の売上高は57億7700万円。従業員は1247人。大阪府、東京都内を中心に関東、関西圏で65店舗を運営している。近年で異業種との業務提携を進めており、12年1月には計測器メーカーの株式会社タニタと業務提携し、タニタの社員食堂メニューを再現した「丸の内タニタ食堂」をオープン。今年2月には、精米機メーカーの株式会社サタケと業務提携し、おむすび専門店「おむすびのGABA」を出店した。