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社内にC・M・X事業部を新設 日本乾溜工業


週刊経済2023年8月29日発行号

現場の課題解決へDX化推進

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)は10月1日付で、社内に「C・M・X(コンストラクション モデル トランスフォーメーション)事業部」を新設する。
同社は現場DXの推進を掲げ、この1年で生産性向上に取り組む組織改革を積極的に実施。昨年8月、経営管理本部を再編し配下に経営企画部、総務人事部、財務経理部を置き、経営企画部には専任部署としてDX活用を企画立案する「DXソリューション室」を新設したほか、総務人事部に人材育成室を設置。また、今年3月にDX化の実働部隊である「i-construction(アイ・コンストラクション)推進グループ」を主力の建設事業本部内に新設、4月には経営管理本部の配下に「情報システム室」を設置するなど再編を繰り返しDX化の企画と実働部隊と連携させ業務改革を加速させている。
今回新設した「C・M・X」は、建設事業本部の配下になり、さらにアイ・トラクション推進グループほか4室2グループをその傘下に集約する。また、同事業部配下にある4ブロック(福岡・西九州・中九州・南九州)を2ブロック(North・South)とし、South管轄の熊本支店も集約、本部コーポレート機能を強化する。そのほか、防災安全事業本部の配下に「安全ソリューション室」を新設した。同社では「スピード感もって事業変革に取り組む」と話している。