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日産自動車、日産福岡販売と包括協定 やめエネルギー


週刊経済2023年8月17日発行号

EV普及でまちづくり

八女市内の民間業者らが出資した新電力会社やめエネルギー㈱(同市本村、本村勇一郎社長)は8月7日、日産自動車㈱、日産福岡販売㈱と八女市、広川町を中心に電気自動車(EV)を普及する包括連携協定を締結した。
やめエネルギーのサービスエリアである同地域で、災害時にEVを非常用電源として使用。避難所に電気を供給するほか、EVを子供たちの環境教育に活用する。また、やめエネルギーの社用車としてEVを順次導入していく。日産自動車が新電力会社とEVを活用した包括協定を結ぶのは初。同社では「EVの普及促進による脱炭素社会の実現に向けて、その先にある美しい自然環境の保全、クリーンで住みやすい持続可能なまちづくりに向けて共創していきたい」と話している。
同電力会社は2017年に電力供給を開始。同市内、八女郡に本社を置く農業、製造業、建設業、サービス業などの企業で、100社以上の民間企業が出資している。