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販売価格上昇で売上高10・5%増の132億円 鳥越製粉中間期決算


週刊経済2023年8月17日発行号

コスト増加で利益は微減

製粉業大手の鳥越製粉㈱(福岡市博多区東比恵、鳥越徹社長)の2023年12月期連結中間決算(23年1月~6月)は、売上高が前期比10・5%増の132億3900万円、経常利益が同微減の8億3400万円(前年同期比で100万円減)で増収減益だった。
事業全般にわたる製品価格値上げにより、その他事業を除く全セグメントが増収となった。中でも主力の製粉事業は、製品価格の値上げに加えて業務用小麦の出荷数量も増加し、売上高は同17・7%増の57億6200万円と増収をけん引した。一方で利益面は、原材料価格の上昇や電力費をはじめとする各種コストの増加により、経常利益はほぼ横ばいの微減。四半期純利益は同0・7%減の5億5600万円だった。
通期の見通しでは、売上高は前期比13・7%増の277億5000万円、経常利益は同2・9%増の15億4000万円で増収増益を見込んでいる。