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中小企業DIは2期連続でプラス景況 日本公庫北九州支店


週刊経済2023年8月8日発行号

売上DIは3期連続プラス

㈱日本政策金融公庫北九州支店(北九州市小倉北区鍛治町1丁目、諏訪宣善支店長)が発表した2023年4月から6月までの北九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、前期(23年1月~3月)比8・1ポイント増の18・1となり、2期連続でプラス景況となった。売上DIは同7・4ポイント増の21・1で3期連続プラス景況となっている。
対象エリアは北九州市および直方市、田川市、行橋市、豊前市、中間市、遠賀郡、田川郡、京都郡、築上郡、鞍手郡鞍手町。従業員数が原則20人以上の中小企業調査結果(57社回答)によると、生産用機械や金属製品、窯業・土石を中心とする製造業の業況判断DIは、前期比10ポイント増の25・0となり、2期連続プラスとなった。小売業やサービス業、建設業、不動産業などの非製造業は同7・7ポイント増の14・3となり、21年4~6月期の水準近くまで回復。プラス景況は3期連続維持している。
また、経営上の問題で見ると、「求人難」が35・3%(前期は27%)で最も多く、次いで「売上・受注の停滞、減少」が21・6%(同27・0%)、「原材料高」が15・7%(同18・9%)、「人件費や支払利息等の増加」が2・0%(同8・1%)、「製品安や値下げの要請」が0・0%(同2・7%)の順。
次期(2023年7月~9月)の業況判断DIは、持ち直しの動きがあるものの、一部の業種で弱さがあることからDI値16・3と予想している。