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初の直販ブランド「北海道 椒房庵」 久原本家グループの久原本家北海道


週刊経済2023年8月8日発行号

大丸札幌店には新店舗

だし・調味料を中心とした総合食品メーカーの久原本家グループで、北海道産の食材を使っただし・調味料製造販売の㈱久原本家北海道(北海道恵庭市、浅野高弘社長)は9月1日、初の直販ブランド「北海道 椒房庵(しょぼうあん)」を立ち上げるとともに、大丸札幌店(札幌市)地下一階に新店舗をオープンする。
同グループは博多明太子ブランド「博多 椒房庵」の原料や「茅乃舎」のだしの昆布など、多くの北海道の食材を商品に使用しており、昨年6月には恵庭市に新工場を建設。今回、北海道への感謝と敬意を込めて、素材から仕上げまでを北海道産にこだわり、素材の魅力を生かした新ブランド「北海道 椒房庵」を立ち上げ、新店舗での直販をはじめ通信販売、ECサイトで販売を始める。 新店舗の名称は「博多 椒房庵 大丸札幌店」、店舗面積は約14㎡。商品アイテムは8品。営業時間は午前10時~午後8時。定休日は元日。
新ブランドのコンセプトは「海の宝石」。同社では「北海道で古くから『海の宝』と呼ばれてきた海産物を原石として、当グループの味づくりの技を注ぎ込んで『宝石』に磨き上げた」としている。主な商品は昆布だしめんたいこや野付の帆立 道産干し貝柱、苫小牧の北寄貝、函館生イカの北海漬けなど。
久原本家北海道は2019年8月設立。「北海道産の食材で、北海道のおいしい食品や食文化を、北海道から全国に」をコンセプトに鍋のつゆや豚丼のたれ、かにだしなどを「北海道アイ」のブランドで製造販売している。