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投信サービスの取扱残高が3千億円突破 ふくおかFG
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週刊経済2023年8月8日発行号
累計申込者数は5万5千人
㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、五島久社長)傘下の福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行で提供している投資信託のサービス「投信のパレット」の取扱残高が6月末時点で3千億円、累計申込者が5万5千人を突破した。
同社では2200年2月に同サービスの提供を開始。低金利が続き、預金と貸金だけでは収益が上がらない中、投資信託の手数料収入を今後の収益の柱の一つに据えている。新中期経営計画内の取扱残高目標は1兆円となっている。
昨年7月末時点では取扱残高が2千億円、累計申込者数が4万2千人だったが、今回は21年9月から提供を開始したグループ傘下の熊本銀行、十八親和銀行での伸びが大きく、全体を押し上げた。
FFGが独自開発した「投資信託の分析・提案システム」を使って、国内ほぼすべての投資信託(約4800本)を公平中立に分析した上で複数の商品を組み合わせて顧客に提案するのが特徴。一部を除く全支店で同サービスを取り扱っており、各支店の担当者のほか、本部に配置した「投信コンサルタント」と呼ぶれる専門担当者が出張相談、各支店では応接室と本店を結び、TVモニターでつないだオンライン相談を受け付けている。同行では「お客さまからは『優秀な投資信託を組み合わせて、運用プランを自分で選べる点に魅力を感じる』、『定期的にフォローがあることに安心を感じる』というお声をいただいている。今後も同サービスを通じて、お客さまの豊かな未来創りと地域の発展に貢献していきたい」と話している。