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経常益は26・1%増の2億5800万円 岡野バルブ製造中間期


週刊経済2023年8月8日発行号

収益率向上と採算管理徹底で

発電プラント向けバルブ製造業の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)の2023年11月期中間連結決算は、売上高が前期比9・3%減の30億7600万円、経常利益が同26・1%増の2億5800万円で減収増益となった。
原子力発電所向けのメンテナンス事業が堅調に推移したものの、国内外の発電所向けに展開する主力のバルブ製造販売が、計画していた案件の一部で仕入れ部材の納入が遅れ、出荷が下期以降に伸びたことで減収となった。一方で利益面は、採算性の高い取り換え部品の販売比率が高くなったことや、採算管理の徹底による原価低減に注力した結果、営業利益は25・3%増の2億400万円、純利益は24・1%増の2億3700万円でともに増益となった。
通期は売上高が73億1200万円(6・2%増)、経常利益が4億700万円(同27・7%増)の増収減益を見込んでいる。