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東京のlamprooと協業した手紙送付サービス RAPAS


週刊経済2023年7月11日発行号

新規顧客開拓などの営業を支援

手紙執筆サービスなどの㈱RAPAS(ラパス・福岡市博多区美野島2丁目、陸守康汰社長)はデジタルマーケティング支援の㈱lamproo(ランプルー・東京都千代田区、佐藤悠紀社長)と協業し、手書きの手紙送付サービス「つづる」を6月26日から正式に提供開始した。
手書きの手紙を用いた営業支援サービスで、新規顧客開拓や休眠顧客へのアプローチなどをサポートするもの。商品・サービスの概要だけでなく、企業の思いや担当者の人柄に焦点を当ててヒアリングした内容をもとに、構成作家が作成した文面を代筆スタッフが手書きし、顧客に送付する。RAPASは2021年10月から、文字を書くことを趣味とする人や在宅ワークを希望する人の働き口創出を目的に手紙執筆サービスを開始。今回、lamprooと協業しマーケティングの知見を取り入れることで、手紙送付先リスト作成等におけるサービスの質向上や販路拡大などにつなげる。代筆する業務委託スタッフは現在約650人。サービス開始の2年前から含めると、全国約150社の導入実績があり、顧客の商品購入後のフォローや内定者辞退の防止策などにも活用されているという。RAPASの陸守社長は「1年後、年間120万通の実績を目指したい」と話し、lamprooの佐藤社長は「デジタル領域では補えない顧客層へのアプローチ法として活用してもらいたい」と話している。
lamprooは2020年11月設立。資本金300万円。
RAPASは2020年4月設立。資本金100万円。