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熊本市の菓子メーカー・フジバンビを子会社化 JR九州


週刊経済2023年7月4日発行号

ファンドから全株式を取得

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)は6月13日、熊本市北区四方寄町の菓子メーカー、㈱フジバンビ(田中三正社長)の全株式(1万株)を日本投資ファンド第1号投資事業有限責任組合と肥銀ブリッジ投資事業有限責任組合から取得し、同社を子会社化した。
地域に根差した商品や付加価値の高い製造機能を有するフジバンビの株式を取得することで、グループの流通・外食セグメントのさらなる強化を図るもの。今後も、フジバンビの商品ブランドとグループの持つ顧客接点を生かし、新商品の開発、販路の拡大、地域への送客などの取り組みを通じて、九州のにぎわいづくりへの貢献を目指す。
フジバンビは1976年1月設立。資本金1千万円。「かどの駄菓子屋」を標ぼうし、「黒糖ドーナツ棒」シリーズを中心とした菓子製造・販売を主業に、長年にわたり地域に根ざした事業を展開。現在は直営店3店舗(熊本県2店舗、福岡県1店舗)に加え、総合スーパーやコンビニエンスストアなどの卸先にも積極的に販路を拡大。熊本を代表する土産品の一つとして高い知名度を誇っている。