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博多駅前2丁目に九州営業所を開設 横浜のセイノーロジックス


週刊経済2023年6月27日発行号

九州エリアの集荷強化

海上混載輸送のセイノーロジックス㈱(横浜市西区みなとみらい2丁目、中山宏志社長)は6月1日、福岡市博多区博多駅前2丁目に九州営業所を開設した。
これまで大阪支店の営業範囲だった九州エリアに拠点を設置し、より顧客と距離の近い営業体制を整えるため。また、熊本県のTSMC進出に伴う半導体関連貨物の取り込みや、九州における第一次産業の市場規模に着目し温度管理混載サービスをはじめとする食品輸送の受注拡大を図る。加えて、九州の自動車関連部品輸出増も見込んでいるほか、アジア向けのサービスも強化したい考え。場所は「ホテル日航福岡」そばの「博多プレステージ本館」のレンタルオフィス「リージャス博多駅博多口ビジネスセンター」2階。スタッフは現在、長谷川淳一九州営業所所長1人で、年内をめどに営業とカスタマーサポートを1人ずつ増やし3人体制にする予定。長谷川所長は「既存のお客さまの貨物集荷量を増やすとともに、新需要を取り込んでいきたい」と話している。
同社は1986年11月設立。資本金1億円。1本のコンテナに複数の荷主の貨物を詰めて輸送する「混載輸送」に特化している。国内では支店を大阪と名古屋に置いているほか、海外ではニューヨークやシカゴ、ロサンゼルス、ハンブルグ、ミラノ、ホーチミンに駐在事務所を展開。従業員数約150人(派遣社員も含む)。