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太宰府の廃棄梅など活用したキャンドル発売 コーシェリジャパン


週刊経済2023年6月6日発行号

原材料は梅など九州産に特化

キャンドルなどフレグランス商品を展開する㈱コーシェリジャパン(福岡市中央区平尾5丁目、織井敬太郎社長)は6月6日、新商品のキャンドルを発売した。
同社のキャンドルブランド「KOSelig JAPAN(コーシェリジャパン)」のフラッグシップ商品として太宰府市、酒造会社の大賀酒造㈱(筑紫野市二日市中央4丁目)と共同で企画、製造したもの。商品名は「9KOS(ナインコース)」。酒造会社や酒蔵、飲食店で捨てられる使用済みの廃棄瓶を回収し、それをコーシェリジャパンが加工してキャンドル容器に使用するもの。今回の新商品は、大賀酒造からも廃棄瓶を回収。また、大賀酒造で梅酒製造後に出る廃棄梅をフレグランスの原料にするなど、福岡・九州産の原材料に特化したフレグランスキャンドルを3種類発売した。
梅酒製造後の廃棄梅を活用した「ウメ&シダーウッド」、森林保全のために伐採される間伐材(阿蘇産のヒノキ)を活用した「ヒノキ&ボルカノ」、加工食品製造後に残る宮崎産日向夏の果皮を活用した「ニューサマー&オレンジ」の3種類で、価格は6732円(税込み)。今後は九州7県の香りをイメージしたキャンドルを発売するほか、アロマディフューザーやお香、ルームフレグランスなどを順次発売していく。
織井社長は「暮らしに取り入れやすいフレグランスを提供するなかで、九州の魅力を詰め込んだフレグランスコレクションを発売した。環境配慮やサスティナブルがキーワードとして注目されているいま、日本酒の瓶を活用し、また九州産の原料を再利用した当社の『アップサイクルキャンドル』で、ホッとする時間を過ごしていただきたい」と話している。