NEWS

インプルーブに総額1700万円を協調融資 日本公庫久留米支店


週刊経済2023年6月6日発行号

筑邦銀行と連携

㈱日本政策金融公庫久留米支店(久留米市東町、島口憲一郎支店長:以下、日本公庫)国民生活事業は5月19日、㈱筑邦銀行(同市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)と連携し、障がい者福祉に特化した就労継続支援事業所運営の㈱インプルーブ(同市六ツ門町、佐藤和貴社長)に総額1700万円の協調融資を行った。
インプルーブは今年4月、障がい者就労継続支援(A型)事業所「つなぐアカデミー」(久留米市六ツ門町)を開設する目的で設立。同社関連会社㈱パピー(同市日吉町、佐藤和貴社長)が運営する障がい者雇支援・雇用を目的とした古本書店「つなぐ書店」から業務を受託し、書籍販売などの業務を実施している。今回、同業務を通じて社会福祉と経済活動の両立を目指すインプルーブの取り組みに対し、日本公庫では「ソーシャルビジネス支援資金」を活用。筑邦銀行日吉支店と日本公庫久留米支店が各850万円の計1700万円を融資した。佐藤社長は「一般的なA型事業所にありがちな問題点を一つ一つ検証して改善点を洗い出し、今後もやりがいと収益性、働きやすい環境を提供し、質の高い支援を実現していく」と話している。
インプルーブは2023年4月に設立。資本金は200万円、従業員数は9人。