全正社員対象に平均６・７％給与水準引き上げ　イフジ産業

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週刊経済2023年6月6日発行号

ベースアップや昇給、諸手当拡充

業務用液卵メーカーのイフジ産業㈱（粕屋郡粕屋町戸原東２丁目、藤井宗徳社長）は４月から、全社員を対象に給与水準を引き上げた。
優秀な人材の確保や定着、従業員エンゲージメント（従業員の貢献意欲）を高めるため、ベースアップや昇給、諸手当の拡充により平均６・７％引き上げる。また、昨年度にも定期昇給を含む平均４・９％の給与水準の引き上げを実施し、ベースアップは５年連続。また、新卒初任給も２４年度大学卒新入社員から従来の２１万６千円から２２万２千円に引き上げる。同社は「引き続き従業員が安心して働くことができる雇用条件と労働環境を整備することで、当社が提供する製品やサービスの向上、ひいては業績の向上と企業価値の向上に努めていく」としている。
同社は１９７２年１０月設立。資本金４億５５００万円。従業員は１３８人（２２年３月末時点、臨時従業員除く）。