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売上高は17・9%増の2626億5300万円 小野建


週刊経済2023年5月30日発行号

販売価格の高止まりや工事請負事業が増加

鋼材輸入・販売の小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2023年3月期決算は、売上高が前期比17・9%増の2626億5300万円、経常利益が同16・9%減の99億5000万円で増収減益だった。
鉄鋼商品販売事業における販売価格の高止まりや工事請負事業の増加で、九州・中国エリアの売上高は前年比21・0%増、関西・中京エリアや関東・東北エリアでは、それぞれ16・5%増、11・7%増と好調に推移したことで増収。一方、利益面に関しては、鉄鋼商品販売事業における販売数量の減少や、在庫単価の上昇を背景に在庫販売の利益率が低下したこと、さらに販管費の増加で減益となった。
通期では前期比7・0%増の1340億円、営業利益が29・0%減の37億5900万円、経常利益が27・8%減の38億8000万円を見込んでいる。