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売上高は3・1%増の233億7400万円 ダイショー3月期


週刊経済2023年5月23日発行号

経常益は原材料費、燃料費高騰で減

大手調味料メーカー㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、阿部孝 博社長)の23年3月期連結決算は、売上高が前年比3・1%増の233億7400万円、経常利益が同42・8%減の4億9700万円で増収減益となった。
小売り向けでは、飲食の名店とコラボした「名店監修」シリーズが液体調味料や鍋スープ市場で伸長したほか、すきやき用割下の海外向け展開も好調。また業務向けも主力商品に加え、新製品を投入した精肉向けオイルソースが伸び21期連続の増収となった。しかし利益面は原材料価格や燃料価格の上昇が大きく響き、営業利益は43・7%減の4億8400万円、純利益が同44・7%減の3億1千万円とともに減益となった。
今期は売上高が243億円(4・0%増)、営業利益が7億4千万円(52・7%増)、経常利益が7億4千万円(48・7%増)、当期純利益が4億6千万円(47・9%増)の増収増益を見込んでいる。